1日10冊の「細切れ読書」にハマった理由

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本屋だった父の影響もあり、子どもの頃から本を読むことが大好きでした。

社会人になるまでは漫画や小説を読むことが多かったのですが、社会人になってからビジネス書も読むようになり、父から感慨深く「大人になったんだね」と言われたことが記憶に残っています。

個人事業主になってからもビジネス書から学んでいますが、最近取り入れた「細切れ読書」を始めてからは、インプットの質が変わりました。

「細切れ読書」とは、その名の通り1冊の本を短く区切って読むこと。

私は1項目ごと区切って、1日10冊の本を朝活の時間を利用して読んでいます。

1項目なので、1冊あたり平均して1ページ~3ページ程度。時間にするとトータル15分程度の読書時間です。

好みが分かれる読書法ではありますが、私はとてもハマっています。

そこで今回は細切れ読書にハマった理由について整理してみたいと思います。

積読本がなくなる喜び

読書好きな人あるあるかもしれませんが、本が好きな人ほどいわゆる「積読本」を多く抱える傾向があります。

まだ読んでいない本があったとしても、目の前に読みたい本があれば買わずにはいられない。

そんな衝動が湧き上がる方ほど積読本は増えますし、増えた積読本の山を見て読めていない自分にストレスを感じたりします。

私もこの積読本があったのですが、細切れ読書のおかげで一気に積読本を減らすことができました。

ちょっとずつでも読み進めているという事実に心が軽くなったことをハッキリと覚えています。

「本はじっくり読むもの」という固定概念に縛られていたら、いつまでも経っても味わえない感覚でした。

本と本がリンクする楽しさ

細切れ読書では、基本的にテーマはこだわらず選書しているため、組織人事の本を読んだ後にアドラー心理学、その後はプレゼン術といったようにバラエティーに富んでいます。

一見、何の繋がりもないように感じますが、不思議と全く違うテーマの内容がリンクしていきました。

例えば人事評価制度に関する内容を読んだ後に、アドラー心理学を活かせそうな解決策がみつかったことも。

1冊ずつ読み進めていたら、おそらく関連性に気づくことはなかったと思うので、細切れ読書ならでの収穫だと感動しました。

元々複数のタスクを並行して対応することに慣れているので成り立つ読書法かもしれませんが、マルチタスクに抵抗がない方には、本と本がリンクする楽しさを体感できると思っています。

最近はあえて全く違うテーマの本を組み合わせて読むよう心掛け、よりおもしろい発想が生まれるよう工夫できるようにもなりました。

小説は夜にじっくりと

朝活ではご紹介した細切れ読書でビジネス書を読んでいますが、夜はじっくり小説を楽しんでいます。

特に推理小説が好きでよく読んでいますが、さすがに細切れでは話の展開が把握できませんね。笑

ちなみに朝活で小説を読んでみたこともあるのですが、仕事モードを作りづらいと感じたので寝る前に読むことにしました。

寝る前にじっくり読みすぎてたまに夜更かししてしまうこともありますが、基本的には時間を区切って毎日少しずつ楽しむようにしています。

これからも色々な読書法を試しながら、本の世界を楽しんでいきたいですね。


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宮治 有希乃の写真

宮治 有希乃

組織育成パートナー

ITベンチャーと人材ビジネス業界で11年間、組織人事・キャリア領域に取り組み、2018年に独立。現在は中小企業向けに、関係の質を高める組織育成プログラムを提供中。「関係の質」を高める「コミュニケーションスタイル診断」を活用し、研修やコンサルティングを通じて組織パフォーマンスの向上と健全な職場環境づくりを支援している。

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