【ゆうてんか選書】一回半ひねりの働き方

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2019年6月よりお世話になっているオンラインビジネスコミュニティ「ゆうてんか」。

顧客・地域に愛されるビジネスを応援するコミュニティで、私にとってはバーチャルオフィスのような居場所です。

個人事業主として組織に属していない私にとって、まさに「心の拠り所」となっています。

ゆうてんか

ゆうてんかは、オーナーのりょうさん(@RIwahashi)の手厚いサポートはもちろん、メンバーが主体的に相互支援・日々研鑽し成長していける環境なので、気付けば在籍1年半となりました。

このゆうてんかで2020年夏に「ゆうてんかメンバーが選ぶビジネス本を読んでみた」という企画を勝手に立ち上げて、早1年強。

17冊もオススメ本が集まり、現在もマイペースに読み進めているところです。

オススメ本募集

読書は読書会も開催するほど大好きなのですが、自分で本を選ぶとどうしても好きな著者さんに偏ってしまう傾向がありましたが、その点、今回ご紹介いただいた本は普段自分では手に取らない本ばかり!

新たな視点や気づきを得ることができるのが嬉しく、亀の歩みではありますが楽しく読み進めることができています。

企画当初は月1本くらいアウトプット記事を書こうと目標を立てていましたが、ようやく今回4本目を更新できました。

本は読み進められるものの、単純に記事を書く時間を捻出するに挫折してしまったからですが、持ち前の再開力を活かし、少しずつアウトプットしています。

不定期更新とはなりますが、オススメいただいた本は全て読んで所感とともにご紹介していきますので、気長にお付き合いいただけると嬉しいです。

今回のオススメ本は「一回半ひねりの働き方 反戦略的ビジネスのすすめ」

さて、今回ご紹介したい本は「一回半ひねりの働き方 反戦略的ビジネスのすすめ」(平川 克美著)です。

日米で会社経営の経験を持つ著者が、会社や組織、働く理由や評価、仕事におけるプロセスとゴールについてなどを通して「戦略に踊らされてはいけない」と説く本書。

「好き嫌いが分かれる本」と聞くことが多い本ですが、若干読みにくさを感じたものの嫌な印象は持ちませんでした。

この「一回半ひねりの働き方 反戦略的ビジネスのすすめ」(平川 克美著)を紹介してくださったのは、小口 善左衛門さん(@13zenzaemon)です。

小口さんは経営コンサルタントとして企業支援を行ったり、オンラインサロン「CLUB RIGHT HAND」の運営クルーとしても活動されています。

豊富な知識や経験を丁寧に配信されており、特に「CLUB RIGHT HAND」のYouTube動画はどれも勉強になることしかないので、声を大にしてオススメした有益コンテンツです。

コンサルタントに限らず、全ビジネスパーソンに役立つ情報が満載!

サロンメンバーではなくても観ることができますので、ぜひご覧くださいませ。

また、小口さんと言えば、明治・大正・昭和時代の建物に造詣が深く、Instagramが人気です。

建造物に興味がある方は、ぜひフォローして情報をキャッチしてみてくださいね。

それでは、「一回半ひねりの働き方 反戦略的ビジネスのすすめ」について感想をまとめていきます。

遠回りこそが最大の近道

この本を読んで感じたのは「ビジネスに近道はない」ということです。

小手先の戦略で一時的な成功を収めるよりも、お客様や一緒に働く仲間に真摯に向き合い、信用を積み重ねていくこと。

回り道をしても、後退したとしても、とにかく丁寧にコミュニケーションを積み重ね、強く深い関係性を構築してくこと。

そうすれば一過性の成功ではなく、長期的にかつ真の成功に繋がる様子がこの本からイメージすることができました。

     ビジネスを本質の中心で捉えること     

この本は、ビジネスのためのハウツー本でもマニュアル本でもないと言い切っていることもあり、「そもそもビジネス本質とは何か」を読者なりに認識しないといけません。

著者は「ビジネスとは一回半ひねりのコミュニケーションである」と表現していますが、私なりの解釈としては本音を引き出すための誠実さと粘り強さが基盤となり、信用を積み重ねることでwin-winの関係性を築いていくことと捉えました。

ビジネスでは効率化やスピードが優先されやすいことも多いですが、遠回りこそが最大の近道であり、そこにビジネスの本質があるのではないかと感じています。

この点はもう少し掘り下げて、お客様への向き合い方に活かしていきたいです。

価値とは何か

私自身の活動軸として「価値創造を実現する組織作りを」と理念を掲げていることもあり、自分の作り出す価値やその価値がお客様にどのように還元されていくのか、そして評価されていくのかということを本を読みながら深く考えることができました。

常に価値を提供し続ける近道はありません。

同業のコンサルタントがいる中で、私に価値を感じて対価をお支払いいただいていることに感謝をしながらも、まだまだ伸びシロがあると自分を鼓舞することもできました。

また、個人事業主なので給与という概念はありませんが、「給与とは何か」「給与は評価ではない」という話はとても興味深かったです。

この本は読み手によって解釈や腹落ちポイントが変わりそうなので、あえて私の解釈は明記せず感想に留めることにしました。

機会があれば、この本で読書会を開催して、さらに思考を深めていけたらなと考えています。

次回は「日本企業の勝算」をご紹介

今後も「ゆうてんかメンバーが選ぶビジネス本を読んでみた」シリーズを続けていきます。

次回ご紹介するのは「日本企業の勝算」(デービッド アトキンソン著)です。

不定期更新になりますが、引き続きよろしくお願いいたします。

ゆうてんかのことが分かるnote

最後にゆうてんかがどんなコミュニティなのかよくわかるnoteをご紹介いたします。

本を紹介してくださった小口さんのインタビュー記事ですので、ぜひご覧くださいませ。


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宮治 有希乃の写真

宮治 有希乃

組織育成パートナー

ITベンチャーと人材ビジネス業界で11年間、組織人事・キャリア領域に取り組み、2018年に独立。現在は中小企業向けに、関係の質を高める組織育成プログラムを提供中。「関係の質」を高める「コミュニケーションスタイル診断」を活用し、研修やコンサルティングを通じて組織パフォーマンスの向上と健全な職場環境づくりを支援している。

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