「数字で示せ」を読んでみた
2023年5月30日
カテゴリー: 自分磨きコラム
ビジネスパートナーの「宮治理陽税理士事務所」主催で開催している「エグゼクティブ読書会」常連メンバー・定居 美徳さんの著書「数字で示せ」が2023年5月19日発売されました。
正直なところ数字に対して苦手意識が強いので、定居さんの著書でなければ購入することはなかったかもしれない本です。
実際、クラウドファンディングで事前予約をしていた関係で発売日前にサイン本を手にしていましたが、なかなかページを開くことができませんでした。
「読みたいけど、怖い。」
そんな葛藤を数日味わったのちに、ふと天の声が降ってきました。
「コーヒーでも飲みながら、カフェでゆるゆる読み始めて見たら?」
なるほど、確かに。
どうしても「数字の話は難しい」という固定概念を外すために、リラックスできる環境で本をパラパラ開いてみることにしました。
フォトリーディングのような感覚で一通り目を通すと、意外と難しさも抵抗感も感じることなく、「ちゃんと読みたい」欲が湧いてきてビックリ!
ざっくり大雑把の極みのような私にとって「数字」は耳が痛くなるテーマなのですが、最後までスムーズに読み終えることができました。
どうやら私は「数字」を難しく捉え過ぎていただけだったようです。
実は「達人レベル」だった衝撃
私が「数字で示せ」の中でもっと衝撃を受けたのは、第2章「数字で話すシンプルなコツ」の中に、「数字で話す」チェックリストです。
24問のチェックリストを終えて、「数字で話す」ことに関する強みや注意点を確認したところ、なんと常に「数字で話す」達人レベルでした。
言われてみれば普段から曖昧な表現は使わず、相手と共通認識を持てるように数字を使って話す習慣があります。
「少し待ってください。」
と言われた時の「少し」の定義。
1分?3分?5分?
人によってバラバラです。
ちなみに私が過去最高待った時間は45分でした。
私は長くて5分の感覚だったので、この差にビックリしたことをハッキリ覚えています。
数字を「共通言語」として使いこなすこと。
本を読むことで改めて伝わる伝え方を学び直すことができました。
効果テキメンだったプレゼンのコツ
私が「数字で示せ」の中で、即効果を実感したのはプレゼンに関する内容です。
「相手の心を動かすプレゼンのコツは?」と質問を作り、その答えを探しながら読んだ
「エグゼクティブ読書会」でみつけたヒントが効果テキメン!
内容はネタバレになってしまうので、ぜひご自身で第3章を読んでみて欲しいです。
書かれている内容はごもっともなことなのですが、実際にできていなければ意味がありません。
改めて意識して登壇したセミナーで、その効果を実感できたので、今後も忘れずに取り入れようとチェックリストに追加しました。
仕事にすぐ活かせるコツが盛りだくさん紹介されているのも「数字で示せ」の特徴だと思います。
円滑なコミュニケーションのコツが詰まった1冊
「数字で示せ」を読み終えての率直な感想は、「意外と数字と仲良しだったのかも?!」という意外な気づきでした。
「数字」と聞いただけで、「嫌い」「苦手」「無理」と反射的に身構えてしまっていたのだなと。
「数字」に対する捉え方を変えてもらえた気がします。
私は「数字で示せ」を伝えたいことが思うように伝わらないと悩んでいる方に紹介したい本です。
また、就活生や新卒社員が社会人としてのビジネスコミュニケーションを身につけるために読むのも効果的だと感じました。
お守り代わりに手元に置いておくと安心かもしれませんね。
図解も多く、シンプルな表現で書かれた本なので、スムーズに読み進めることができる本です。
コミュニケーションのコツが詰まっているので、定期的に読み返したい1冊に出会えました。
素敵な本との出会いに感謝!
ありがとうございました。
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宮治 有希乃
組織育成パートナー
ITベンチャーと人材ビジネス業界で11年間、組織人事・キャリア領域に取り組み、2018年に独立。現在は中小企業向けに、関係の質を高める組織育成プログラムを提供中。「関係の質」を高める「コミュニケーションスタイル診断」を活用し、研修やコンサルティングを通じて組織パフォーマンスの向上と健全な職場環境づくりを支援している。