【連載企画#125】イベントレポ~キャリコンサロン部活フェス~

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この記事は、キャリアコンサルタントコミュニティ「キャリコンサロン」内で発足された「編集部」の【note週イチ投稿企画】で執筆した記事をベースに掲載しています。

キャリコンサロン部活フェス

キャリコンサロンのイベントといえば、2023年9月3日開催された「部活フェス」でしょうか。

個性あふれるキャリコンサロンの部活動を一気に体験できるお祭り的なイベントでした。

私は僭越ながら研修部のセッションに参加し、10分ほど話をする機会をいただきましたので、どんなことを話したか本記事にまとめます。

講師が伝える『研修を成功に導くMyルール』

研修のセッションでは、「講師自身が研修を行う際に欠かさず意識していることや取り組むこと」がテーマでした。

キャリコンサロンの中でも登録者数が最大の研修部を代表して話しても良いものなのだろうか……と葛藤しつつも、せっかくの機会なのでチャレンジあるのみ!

過去の経験も振り返りつつ「研修を成功に導くMyルール5選」と題して、まとめました。

研修受注のMyルール

  • 「未経験」だけを理由に断らない
  • 「報酬」<「得られる経験」を重視
  • 「気力・体力回復日」を削らない

この数年、特に心がけているのはスケジュールを詰め過ぎないことです。

特に出張が続くと後半になるにつれてベストコンディションを保つことが難しくなってきました。

気力だけでは乗り切れなかった反省点もあるので、必要最低限の回復日は必ず設けるようにしています。

研修準備のMyルール

  • 「同じ内容」こそブラッシュアップ
  • 「締切3日前(できれば1週間前)の資料提出」を徹底
  • 「チェックリスト」でうっかりミスを防止

参加してくださった方の中で反響が多かったのが、「同じ内容」こそブラッシュアップをする大切さでした。

慣れれば慣れるほど事前準備をおろそかにしがちですが、日々世の中は動き、変化しています。

最新データが発表されているのに差し替えられていなかったり、事例が古いままでは目の前の受講生に向き合うことはできません。

また「同じ内容」だからこそ、前回登壇した時に「次はこうしよう」「この方が分かりやすい」という気づきが生まれているハズです。

その点も考慮しながらブラッシュアップをする必要があると考えています。

研修直前のMyルール

  • 「声の届き方」と「受講生の視界」を確認
  • 「口の体操」と「肩回し」でリラックス
  • 「研修後の受講者」をイメージ

研修直前は「肩回し」をすることを猛烈にオススメしています。

前から後ろ5回~10回程度、ゆっくりまわします。

緊張がほぐれ肩の力がスッと抜けますし、呼吸がしやすくなるので、私は毎回必ず行っています。

部活フェスでこの話をした時に、その場で実践してくださった方からは「身体が軽くなりました」とコメントもいただいたので、即効性もあると改めて実感しました。

研修実施のMyルール

  • 「経験則」より「今」を重視
  • 「決めつけ」や「感情移入」ではなく俯瞰
  • 「場を繋ぐ」架け橋に

研修準備のMyルールでも取り上げた通り、「同じ内容」こそブラッシュアップを研修中も心がけています。

同じ内容の研修をすると「きっとこうだろう」「この質問をしたらこんな反応がくるはず」と決めつけがちです。

しかし研修内容が同じであるだけであって、目の前の受講生が必ずしも同じことを感じ、同じリアクションをするとは限りません。

常に「今」を起こっていることに目を向け耳を傾けることが大切だと実感しています。

主催・運営との関わり方のMyルール

  • 「言葉の定義」を確認
  • 「先回り対応」の徹底
  • 「次につながる事後打ち合わせ」の徹底

研修によって契約形態が変わるため、一概にルール化することはできませんが、何より大切にしているのは「言葉の定義」を確認することです。

「コミュニケーション力を高めたい」だけでは、どんなコミュニケーション力なのか分かりません。

誰にどんな課題があってどうしていきたいのか、どうなって欲しいのか。

本質的な部分をしっかりとすり合わせすることを心掛けています。


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宮治 有希乃の写真

宮治 有希乃

組織育成パートナー

ITベンチャーと人材ビジネス業界で11年間、組織人事・キャリア領域に取り組み、2018年に独立。現在は中小企業向けに、関係の質を高める組織育成プログラムを提供中。「関係の質」を高める「コミュニケーションスタイル診断」を活用し、研修やコンサルティングを通じて組織パフォーマンスの向上と健全な職場環境づくりを支援している。

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