【連載企画#143】お年玉

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この記事は、キャリアコンサルタントコミュニティ「キャリコンサロン」内で発足された「編集部」の【note週イチ投稿企画】で執筆した記事をベースに掲載しています。

お年玉の由来

宮治調べによるとお年玉は「御歳魂」、つまり正月に年神様を迎えるためにお供えされた丸い鏡餅が由来です。

この鏡餅は年神様の命とも言われていて、お供え後に家族で分け合うことで、1年を無事に過ごせるよう祈ります。

すっかり近年では、大人が子供に金銭を贈るのがお年玉として広く認知されていますが、お年玉の語源はお金ではなくお餅でした。

子どもの頃に「お年玉だよ」と言って丸餅を渡されたことがありますが、元々の由来に沿った贈り物だと知ったのは大人になってからです。

おじいちゃんに感謝

私自身は両親と母方のおじいちゃん、父の兄であるおじさん、その年により父方のおばあちゃんから、お年玉をもらっていました。

小学生時代のかすかな記憶をたどると、お年玉をもらえる人数は少ない方だったと思います。

ただ、おじいちゃんのお年玉が「3人分くらい入っているのでは?」という金額だったので、誰かと比べて少ないと感じたことは一度もありませんでした。

さらに私は1月生まれなので、お年玉に誕生日分もプラスされて、どちらかと言えば贅沢だったと思います。

今振り返っても、ありがたい限りです。

おじいちゃんには「結婚するまではお年玉、誕生日、ひな祭りはお祝いするからね」と言われていましたが、結婚後も変わらず、永眠する前年までお祝いしてくれました。

今でも最後にもらったお年玉袋は大切にとってあります。

一生の宝物です。

おじいちゃん、ありがとう。

甥っ子の成長

自分がしてもらったことは恩送りしたいので、甥っ子には毎年お年玉を用意しています。

1歳の時は自分で受け取ることができませんでしたが、2歳の時にはしっかりお年玉袋を掴むことができました。

3歳の時は「ありがとう」と言ってくれて、4歳になった今年は「ありがとう」はもちろんのこと、お年玉の意味も理解しているようでした。

お年玉を通じて甥っ子の成長を感じられて嬉しい限りです。

一方で、年々おねだり上手にもなってきているので、これ以上は上手にならないでねと密かに願っていたりもします笑。


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宮治 有希乃の写真

宮治 有希乃

組織育成パートナー

ITベンチャーと人材ビジネス業界で11年間、組織人事・キャリア領域に取り組み、2018年に独立。現在は中小企業向けに、関係の質を高める組織育成プログラムを提供中。「関係の質」を高める「コミュニケーションスタイル診断」を活用し、研修やコンサルティングを通じて組織パフォーマンスの向上と健全な職場環境づくりを支援している。

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