北海道への貢献とは~エスポラーダ北海道の試合観戦をして感じたこと~
2019年10月14日
カテゴリー: 徒然ブログ
「北海道に貢献したい」
道内企業の面接に関わるようになって約10年。
私が90%以上の確率で耳にする応募者のフレーズです。
「北海道の役に立ちたい」など、表現や言いまわしの違いがあったり、一人ひとりの想いもも背景も違いますが、本当によく耳にします。
『「北海道に貢献したい」と面接で必ず言いましょう!』と、どこかで指導を受けているのかと思ってしまうほどの頻度です。
私自身も札幌出身の道産子で北海道が大好きですし、生涯北海道を離れたくないと思っていますが、面接に関わるようになる前までは「北海道に貢献する」という観点は全く持っていませんでした。
そのため、面接でさまざまな方の「北海道への貢献の想い」をお聴きし、自分なりにも考えてみているのですが、正直まだ明確な考えはまとまっていません。
ただ『大好きな北海道を大好きな「食」と「スポーツ観戦」で間接的にでも盛り上げていけたら、何か役に立てることもあるかもしれない』という漠然とした想いは抱いていて、少しずつ行動もしています。
「食」については北海道産の食材を好んで買ったり食べたり、道外の方にオススメのレストランやご当地グルメをご紹介したりというくらいですが……。
私の発信情報で北海道に来てくれる方もいらっしゃるので、微力ではありますが続けていきたいと思っています。
一方、「スポーツ観戦」については完全に野球に偏っています。
プロ野球はもちろん高校野球や社会人野球含めて、とくにかく野球が好きなのです。
とはいえ、他のスポーツに全く興味がないわけではないので、少しずつではありますが「もっと他のスポーツもガッツリ応援したい!」と気持ちが高まってきています。
ちなみに、北海道にはたくさんのプロスポーツチームやトップリーグなどで活躍しているチームがあるので、一挙ご紹介!
(多くの方に私が知らなかったチームのことも教えていただきました。ありがとうございます!)
・ 北海道日本ハムファイターズ(野球) ・ 北海道コンサドーレ札幌(サッカー) ・ レバンガ北海道(バスケットボール) ・ エスポラーダ北海道(フットサル) ・ ヴォレアス北海道(バレーボール) ・ ひがし北海道クレインズ(アイスホッケー) ・ 王子イーグルス(アイスホッケー) ・ 釧路ベアーズ(アイスホッケー) ・ ロコ・ソラーレ(カーリング) |
こんなに全国規模で活動しているスポーツチームがあるのは、間違いなく北海道の魅力のひとつだと感じています。
野球以外のスポーツにも興味が湧いてきたタイミングで今年はサッカーやフットサルを観戦をする機会に恵まれたので「食のようにスポーツ観戦を通しても何か北海道に貢献できることがあるのではないか」という気持ちも少しずつ芽生え始めてきました。
どんな貢献ができるのはこれからも手探りですが、今回は「初めてのフットサル観戦・体験記」として、超ビギナー視点でフットサルやエスポラーダについても紹介する記事を書いてみたいと思います。
微力ながらも北海道の貢献につながると信じて。
これをきっかけに北海道や北海道のスポーツチームに興味を持ってくださる方が1人でもいてくれたら、嬉しいですね。
フットサルとは
フットサルってどんなスポーツかご存知でしょうか?
私は「サッカーとは違う」「サッカーボールよりも小さいボールを使う」「サッカーより人数が少ない」くらいの知識しか持ち合わせていなかったのですが、観戦に行く前に少しだけ勉強しました。
詳しいところまで理解に至りませんでしたが、最低限抑えていったことを紹介します。
・ サッカーより使用するボールがひとまわり小さい。そしてあまり弾まない。 ・ サッカーよりコートサイズが小さい。 ・ サッカーよりプレイ人数が少ない。サッカーは11名だが、フットサルは5名。 ・ サッカーよりプレイ時間が短い。サッカーは45分ハーフだが、20分ハーフ。 |
他にもたくさんルールはあるのですが、よくわからず……汗
なので試合観戦時に配布された冊子にあった解説を載せておきます。
私が今回ラッキーだったのはものすごくフットサルに詳しい方と一緒に観戦できたこと。
試合前も試合中も試合後も、いつ何時も分かりやすく解説してくださったので、本当に楽しく観戦することができました。
観戦をしながら理解したルールもあるので、こちらもご紹介しますね。
・プレイ中でも審判の許可なく交代ができる。 ・4秒ルール。キックイン、コーナーキックなどは4秒以内に蹴る。 ・退場になったら2分後に補充できる。 ・プレイ時間の20分ハーフは、ランニングタイムではなくプレーイングタイム。 ・そのためプレー中以外は時間が止まる。こまめに止まるから主審ではなくタイムキーパーが時間を計測する。 |
まだまだたくさん奥深いルールがあるので、これからもっと勉強していきたいと思いますが、最低限のルールしかわからなくても十分楽しめます!
あまり気負わずに雰囲気を楽しむという気持ちで大丈夫ですよ。
ホームスタジアムは「北海きたえーる」
エスポラーダのホームスタジアムは「北海きたえーる」です。
きたえーるにはライブで何度も足を運んでいますが、実はスポーツ観戦で訪れるのは初めてでした。
最寄り駅は地下鉄東豊線の豊平公園駅で、駅直結で地上に出ずに会場まで行けるのでとても便利!雨でも雪でも心配なし!
かつ、迷子の心配もありません。
豊平公園駅の改札口を出ると正面に分かりやすくこんな↓案内がありますので、案内に沿って左手に進みます。
しばらく直進後、さらに左折しすぐに右折すると正面にエスポラーダの選手が(パネルで)お出迎えしてくれます。
ファイターズやコンサドーレの試合が行われることが多い札幌ドームの最寄り駅である福住駅にも似たようなパネルは出ていますが、豊平公園の方が選手がドンとデザインされていて迫力があります。
まだ詳しく選手のことも分かっていない状態でしたが、パネルで顔と名前が分かると一気に親近感が湧いてきましたので、ぜひ地下鉄できたえーるに向かう時は、少し足を止めて見てみると楽しめると思います。
ちなみに反対側の壁にはレバンガの選手のパネルが飾られていました。
レバンガの試合もタイミングが合わずまだ観戦したことがないので、今度はレバンガの応援にも必ず行きます。
このように地下鉄直結で行けますが、外の様子も少しだけご紹介!
きたえーるは「森と一体となった周辺環境にやさしいスポーツの殿堂」というコンセプトで建てられた施設なので、緑に囲まれていて森林浴も楽しめる人気スポットです。
ぜひ地下鉄できたえーるに行く場合も外の景色を見ながら美味しい空気も味わうことをオススメします。
ちなみに周辺には目立った観光スポットや施設などはありません(涙)
ただ、コンビニは近くにあります。
きたえーるの目の前にセイコーマートと、少し離れていますが徒歩5分くらいのところにローソンがあるので便利ですよ。
また最寄り駅は地下鉄東豊線ですが、南北線の平岸駅や南平岸駅、東西線の東札幌駅や菊水駅あたりからは徒歩20~30分圏内なので、地下鉄を乗り換えるよりも早く到着できるかもしれません。
試合までの楽しみ方
スポーツ観戦は観戦そのもののももちろん楽しいのですが、個人的には試合開始前も楽しく過ごせるので大好きです。
スタジアムグルメを食べたり、マスコットと戯れることができたり、その日限定の企画に参加できたりするので、できる限り開場時間に合わせて会場入りし、存分に楽しむのが習慣です。
今回はお初ということでスタジアムの様子が全く分からずドキドキしていましたが、想像以上に楽しめました!
入場口を入ってすぐのスペースには、スタジアムグルメのブースやグッズ売り場などが設置されていることもあり活気があります。
雰囲気が伝わるかなと写真も撮ってみたのですが、ちょっと全体感が分かりづらかったので、イメージ図を載せておきますね。
そこまで広いスペースではなく、入場口から全体が十分見渡せる大きさです。
だからこそということもありますが、実は瞬時に愛おしい存在を発見してしました!
入場口に行くとすぐに、私が大好きな北海道銀行の「タロウ」と「ハナコ」が2人揃ってお出迎えしてくれたんです。
実は私、マスコットマニアなんですよね。笑
この頭の大きさと足の短さ、絶妙でかわいいと思いませんか?
「北海道銀行 MATCH DAY!」だったので「もしかしたらいるかなー」と期待はしていましたが、入場後にすぐ会えるとは思わなかったので、大興奮!ご満悦!です。
そして初対面のエスポラーダ公式マスコット「リスポ」とも戯れてきました。
一瞬ウサギと誤認しましたが、北海道を代表するエゾリスがモチーフのマスコットです。
北極星のように光り輝いてほしいという願いのもと、星もついています。
このリスポ、かなりアクティブでグイグイお客さんに絡んできて楽しいです。
リアクションがツボにハマることが多く、お腹が痛くなるほど笑いました。
ぜひ札幌ドームに来て、ファイターズのマスコット(フレップとポリー)と共演してほしいですね。
リスポと戯れた後、リスポから直接かわいいカードをもらえました。
裏にプロフィールなども書いてあったので、しっかりインプット。
また会える日が楽しみです。
あとグッズ売り場では、Tシャツやタオル、キーホルダーなど思ったよりも種類豊富なグッズが販売されていて目移りしましたが、今回は集めているマスキングテープを買ってみました。
旅の思い出にと「ご当地マステ」を集めているので、今回の観戦記念にピッタリ。
ちなみにグッズ売り場と一部の飲食ブースは、PayPayが使えて便利でしたね。
腹ごしらえとエキシビジョン
スタジアムグルメは、種類はあまり多くはありませんでしたが、カレーライスや焼きそば、パンなどが販売されていて、どれもリーズナブルです。
札幌ドームの感覚でいたので、ドリンク100円は本当にありがたみしかありませんでした。(札幌ドームは260円)
札幌ドームの半額くらいでお腹いっぱいになるイメージですね。
何を食べようか…美味しそうなカレーライスと迷って迷って、今回は「こっぺぱん専門店 こっぺ屋」の期間限定・牛タンシチューを買ってみました。
スタジアム内は飲食OKなので、スタジアム内で早速いただくことに。
こっぺ屋のパンは柔らかく、中の具材とのバランスが絶妙です。
牛タンシチューの牛タンが細かく刻まれたものが挟まっていて、高級感がある味でした。
300円しますが、ボリューム的にはパン2個分くらいなので、お得感はあると思います。
いつもは甘い系の「甘こっぺ」ばかりでしょっぱい系の「味こっぺ」はあまり食べていなかったので、これからは「味こっぺ」も積極的に食べてみようと思います。
美味しく食事を楽しんでいると、コート内ではエキシビジョンマッチが始まりました。
「もう少し音楽やスタジアムDJ、映像などで盛り上げる演出があるとさらに楽しめるのになー」ともったいない気持ちはありましたが、プロ選手と子供たちが楽しそうにプレイしている様子はほのぼのして楽しかったですね。
両チームアップもたっぷり30分行われていました。
入場した時は、結構時間にゆとりがあるかなと思っていましたが、楽しく過ごしていると時間が過ぎるのもあっという間ですね。
気づけばキックオフ20分前。
選手入場の時間になり、このあたりから観客が一気に増えた気がしています。
たんだんスタジアム全体が熱気であふれてきました。
手元にある選手紹介を頼りにピッチにいる選手を1人1人確認したり、相手チームの様子も見ながら過ごしましたが、円陣を見て一気に心が高まりました。
いよいよだなという気持ちになりますし、応援する側としても気合が入る光景です。
試合直前にはきたえーるがある豊平区からのリンゴ贈呈式もありました。
またまたマスコットマニアとしては、豊平区のマスコット「こりん」と「めーたん」の登場に大興奮で、ひとりウキウキ・そわそわ。笑
※どんなマスコットかは、上の写真↑ご参照
自衛隊の「モコ」も来ていたので、この試合はある意味マスコットまつりだったのかもしれません。(確実に違う)
……と、ひとり試合とは別のところでテンションが上がっていましたが、まもなくキックオフという時間になり、観客のボルテージも高まってきているのをヒシヒシと感じてきました。
今回は所属している「AFTER SCHOOL」のメンバーとの観戦でしたが、試合前から全員気持ちが高まってきています。
みんなが手にしているボードは、入場先着2,000名に配布された応援用のハリセンです。
伸ばせば応援ボードにもなる2WAY仕様でとても機能的!
こういうのを無料配布してもらえると、応援にもさらに力が入りますね。
みんなでわいわい盛り上がっているうちに、かわいらしいチアダンスもはじまり、一気に会場のボルテージが上がってきました。
両チームの選手も入場し、選手たちの気合十分!
チームごとに試合前の記念撮影を終え、いよいよキックオフです!!
(大変マニアックではありますが、スポーツ選手は正面より背中を見るのが好きので、お気に入りの1枚↓です。)
心高まる大逆転勝利!!!
今回の対戦相手は試合前順位3位のシェライカー大阪。
エスポラーダは試合前の段階で15位だったので、厳しい試合展開が予想されていました。
(※試合後、10月14日現在で11位になりました!)
キックオフ早々に1点を失い、その後も前半戦は非常に厳しい試合展開に……。
なかなかゴールが決まらず、1-3で前半戦は終了。
ただ後半戦は「どこか違うチームの試合を見ているのではないか?!」と思うほど、エスポラーダの攻撃が冴えわたり……気づいたら同点に!!
同点になった瞬間は、とにかく歓喜!!絶叫!!
この写真↓のブレ具合からも興奮していることが伝わってきます。
(喜んでいるみんなも飛んでるし、撮影している私も興奮しているので基本ブレブレです……笑)
同点にした後も攻撃の勢いは止まらず、追加点がドンドン入ります。
攻撃だけではなく守りも手堅く、相手に追加点を与えません。
守りもとにかくかっこいい!!
4点目で逆転に成功し、その後の5点目の追加点。
ゴールのたびにとにかく歓喜!!歓喜!!歓喜!!
ついに6点目のゴールも決まり、勝利が決定的に。
こんな華麗な逆転劇は滅多に見れるものではありません。
いつもエスポラーダの試合を見ている方も口々に「ミラクルだ」「こんなのは想像できなかった」とおっしゃっていたので「ものすごい試合をリアルに見れたんだな」とさらに興奮しました。
結果的に、6-3でエスポラーダの大勝利!!!
特に後半戦は、20分のプレイタイムで5点も入ったので、常に歓喜で興奮していたんじゃないかというくらいに盛り上がりました。
会場全体も歓喜であふれる中、試合後は両チームの選手が互いの健闘をたたえ合う姿にスポーツマンシップが最高にかっこいいですね。
チームメンバーや監督、コーチがともに勝利を喜び合う姿も感動です。
ファンの拍手も鳴りやまず、会場全体が一体感に包まれていました。
最高に良い雰囲気の中、ヒーローインタビューも行われました。
勝利の喜びもありながら、しっかりと次を見据えて闘志をもやされていたのが印象に残っています。
今年のホームゲームはあと2試合。
2019年11月24日(日)は釧路で、12月22日(日)は札幌でいずれもキックオフは13時~です。
※12月23日に予定されていた試合が日時変更となり12月22日になったようです!
12月の試合は、今度は母も誘って応援に行きたいと思っています。
「カチセメ~勝ちたいならに攻めつづけろ」
エスポラーダの2019年スローガンが好きです。
「カチセメ~勝ちたいなら攻めつづけろ」
何か成し遂げたいことがあるのなら、やはり行動しないと実現はしません。
私なりに「実現したいなら行動しつづけろ」と置き換えて心に留め励みにしていきます。
どの業界も厳しさはありますが、結果がすべてという要素が強いプロスポーツは、特に厳しさが強い業界です。
きっと私が想像することなんてできないくらいの厳しさだと思います。
だからこそ、その中で必死に戦い続けている選手の生き様は人に勇気を与え、人を励まし、心を奮い立たせるのだと感じています。
私もスポーツ観戦やスポーツ選手を応援することで行動する勇気を何度ももらってきました。
そして私が行動することが何か微力でも北海道に貢献できる何かに繋がるのであれば、こんなに嬉しいことはありません。
純粋にスポーツ観戦やチームを応援したいという気持ちもありますが、そこでもらったエネルギーを自分の行動にも繋げていくことで、行動の循環をまわしていけるような取り組みもできたら、それも北海道への貢献の形になるのではないか……といったことも漠然とながら想い描いたエスポラーダ観戦でした。
充実した時間を過ごせる新しい場所をみつけることができ、嬉しいです。
●プロフィール
●ReOS LABOの提供サービス
●お問い合わせ・お申し込み
宮治 有希乃
組織育成パートナー
ITベンチャーと人材ビジネス業界で11年間、組織人事・キャリア領域に取り組み、2018年に独立。現在は中小企業向けに、関係の質を高める組織育成プログラムを提供中。「関係の質」を高める「コミュニケーションスタイル診断」を活用し、研修やコンサルティングを通じて組織パフォーマンスの向上と健全な職場環境づくりを支援している。