【連載企画#26】好きなキャリア理論
2021年10月19日
カテゴリー: 徒然ブログ
この記事は、キャリアコンサルタントコミュニティ「キャリコンサロン」内で発足された「編集部」の【note週イチ投稿企画】で執筆した記事をベースに掲載しています。 |
私の好きな2つのキャリア理論
キャリアコンサルタントが集まるサロンならではだなと思うお題がやってきました!
私は理論よりも自分が経験して体感したことを大切にしているので、正直なところ細かな内容は抜け落ちてしまっているものが多いです。
試験対策で学んだのも産業カウンセラーの筆記試験を受験した時なので、14年前……。
月日の流れが速いことを実感しますね。
とはいえ、やはりキャリアの専門家。
(だと自負できる自分であり続けたい。)
キャリア理論の概要は把握していますので、本記事では2つの好きな理論についてご紹介します。
ハップンスタンスラーニングセオリー
キャリアコンサルタントが好きな理論として上位にランクインされることが多い「ハップンスタンスラーニングセオリー」。
米国スタンフォード大学 教育学・心理学教授のJ.D.クランボルツが提唱した偶然の出来事から学ぶ理論のことで、私が1番好きなキャリア理論です。
偶然の出来事は、人の進路やキャリアに大きな影響を与える。 人生のチャンスは、偶然からも起こり得る。 |
キャリアの8割が偶然の出来事によると言われていますが、私の人生を振り返っても、意図した出来事よりも偶然の出来事の積み重ねの方が今に繋がっていると実感しています。
変化の激しい時代だからこそ、偶然の出来事をチャンスにする5つの力を育て、充実した毎日を過ごしていきたいです。
<偶然の出来事をチャンスにする力> 好奇心・持続性・柔軟性・楽観性・リスクテーキング |
私はこの5つの中でも、好奇心を大切にしていきたいと考えています。
たとえ興味がないことでもあっても、ワクワクした気持ちで触れることができれば、思いがけない気づきがあるかもしられないからです。
最初からシャットアウトしてしまうのはもったいない!
まずは何事も体験してみないと始まらないですからね。
そして、柔軟性と楽観性を持って、起こった出来事をプラスの側面で捉えて生きていきたいです。
8つの意思決定スタイル
行動することを大切にしている私にとって、行動するための決断=意思決定に関する理論は、非常に興味深いものでした。
中でも、アメリカの心理学者 ディンクレッジの8つの意思決定スタイルが分かりやすく、あまり知られていない印象もありますが、私は好きです。
<8つの意思決定スタイル> 衝動型、運命論型、計画型、苦悩型、 従順型、直感型、延期型、無力型 |
段階を踏んだ意思決定ができ、計画的な行動ができる「計画型」が望ましいとされていますが、令和時代の特徴を考えると、個人的には「直感型」や「衝動型」も意識していきたいスタイルだと思っています。
詳しい解説は割愛しますが、型の名前から内容は連想しやすいので、自分はどの型にあてはまるか考えてみてもおもしろいかもしれませんね。
(気になる方は、「8つの意思決定スタイル」で調べてみてください。)
ちなみに私自身は、「直感型」と「計画型」の中間だと自己分析しています。
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宮治 有希乃
組織育成パートナー
ITベンチャーと人材ビジネス業界で11年間、組織人事・キャリア領域に取り組み、2018年に独立。現在は中小企業向けに、関係の質を高める組織育成プログラムを提供中。「関係の質」を高める「コミュニケーションスタイル診断」を活用し、研修やコンサルティングを通じて組織パフォーマンスの向上と健全な職場環境づくりを支援している。