【連載企画#57】雨の日を楽しく

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この記事は、キャリアコンサルタントコミュニティ「キャリコンサロン」内で発足された「編集部」の【note週イチ投稿企画】で執筆した記事をベースに掲載しています。

どんな天気でも楽しむ心を持つ

私が住む北海道には梅雨がなく、初夏が一番過ごしやすいと言っても過言ではありません。

湿度が高くないため、暑くてもカラッしていて快適です。

ただ6月中旬から下旬にかけて「蝦夷梅雨」はあります。

この時期だけは湿度が高くてジメっとしていますが、長くても2週間程度。

雨が降ることよりも湿度が大嫌いですが、これくらないなら許容範囲です。

あと実はそんなに雨だからガッカリするということもなかったりします。

もちろん外出予定が入っている日に雨やぶつかると、「なぜこの日ー?!」と思うことはありますが、それで1日モヤモヤ過ごすということはありません。

晴れでも暑すぎるのは大嫌いないのでテンションが下がりますし、曇りでも日影が寒いとか、いつ雨が降り出すか不安とかありますしね。

どんな天気でもその状況を楽しむ心が大切なのではないかと思っているのです。

雨の音は心音

「雨=残念」と考えがちですが、私は20代の頃に「雨=デトックス」と解釈する人に出会い、捉え方の幅が広がりました。

雨の音は自分の心音なんだよ」

と、その人は話してくれました。

同じ雨の音を聞いても「ザーザー」と聞こえる人もいれば「ゴーーーーー」と聞こえる人もいる。

中には子どもの鳴き声、鳥の鳴き声だという人もいるらしいのです。

それ以来、雨の音がどう聞こえるのか注意深く内省することが癖になりました。

一番の収穫は、雷への対処です。

私は雷が心の底から苦手ですが、内省癖がついてからは意識が雷から離れて動揺することが減りました。

うまく言語化できないのですが、雷を擬人化しているような、そんな感覚で雷が収まるのを待てるようになったんですよね。

あとは恐怖心でいっぱいの時は冷静な対応ができませんでしたが、冷静に雷対策ができるようになったのも大きな変化です。

備えれば楽しめる

雨の日を楽しめない理由は「雨によって予定が邪魔された」とガッカリするからだと思っています。

だからこそ私は「雨だった場合を想定したプランも事前に考えておけばいい」と考えているので、雨対策に積極的です。

天気予報を見るとか、折りたたみ傘を持ち歩くとかよりも大切にしているのは「雨バージョン」の予定も並行して考えています。

天気の影響を受ける予定の時は、必ず考えています。

リスケするのか。

リスケしたとして、空いたスケジュールで何をするか。

雨天決行の時に必要なものは何か。

など、些細なことばかりですがプランB、プランCを考えておけば、雨の日でも「よし、今日はプランBね」と気持ちの切り替えも早いです。

例えば、ガーデンウェディングをしようと決めた時。

もちろん全力で晴れて欲しいですが、雨が降っても楽しめる式場を選ぶことにしました。

私たちが選んだのは、美術館の中を利用できる式場!

「美術館で結婚式?!」とテンションが上がりました。

どんな天気でも楽しめるプランを考えられるのは、とても楽しかったです。

結果として「むしろ雨が降った方がおもしろい?」と思えるくらいのプランBもできました。

挙式当日は眩しいくらいの晴天でしたが、おそらく雨でも楽しめたと思います。

「雨=残念」という固定概念がある限り、雨を楽しむことはできません。

天気とうまく付き合いながら、天気に振り回されず楽しく過ごしたいですね。


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宮治 有希乃の写真

宮治 有希乃

組織育成パートナー

ITベンチャーと人材ビジネス業界で11年間、組織人事・キャリア領域に取り組み、2018年に独立。現在は中小企業向けに、関係の質を高める組織育成プログラムを提供中。「関係の質」を高める「コミュニケーションスタイル診断」を活用し、研修やコンサルティングを通じて組織パフォーマンスの向上と健全な職場環境づくりを支援している。

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