8年間で築いた夫婦のパートナーシップとは
2022年6月23日
カテゴリー: 徒然ブログ
2014年6月22日、晴天の陽射しに包まれながら私たち夫婦は結婚式を挙げました。
結婚当初からお互い自由気ままに生き続け、早8年8か月。
自由過ぎる生活ゆえに結婚していると信じてもらえなかったり、夫婦関係がうまくいっていないのではと心配されたりもしますが、おかげさまで関係は良好です。
ただ最近あまりゆっくり話す時間が取れていないなという自覚があったので、今年の記念日は札幌市内のシティホテルに宿泊しながらコミュニケーションを取ることにしました。
1年半後に迎える入籍10周年までの夫婦の方向性について、認識をすり合わせておきたかったのです。
普段一緒にいても話をしないような踏み込んだ話でも、しっかり時間を確保して向き合える環境があれば話しやすいと考え、ホテルでのお祝いを提案しました。
「フューチャーマッピング」で考える行動計画
こんな動機で16時間ほど夫婦でステイケーションを楽しむことにしたのですが、私がこの時間の中でどうしてもやりたかったことがあります。
それはズバリ!フューチャーマッピングで行動計画をつくることです。
フューチャーマッピングとは、妄想ストーリーを楽しく考えながら、具体的な行動計画まで落とし込むことができる創造的課題解決法。
2013年に夫婦ともに学んだメソッドです。
入籍前の半年間は結婚生活をどうしていくか話し合う時にフューチャーマッピングを活用していたこともあり、原点回帰の意味合いもありました。
普通に会話するよりも潜在的な気持ちが出やすく、発想力が豊かになるフューチャーマッピング。
我が家のマスコット・アルパカの「もふ蔵」を主人公にした妄想ストーリーを考えるところからはじめました。
「もふ蔵」?!?!
おそらく頭の上に大きなクエッションが浮かんでいることと思います(笑)
「もふ蔵」とは結婚初期に夫が買ってくれたぬいぐるみで、我が家のウィディングケーキにも登場した癒しのマスコットです。
この「もふ蔵」を120%Happyにする妄想ストーリーから導かれた入籍10周年までのテーマは「仕事」「住環境」「旅行」でした。
- 増えつつあるコラボ案件をどのように発展させていくか
- 快適な住環境をどのように整えるか
- 10周年のお祝いはどのように過ごすか
こんなテーマについて話をしながら実感したのが、自覚していたよりも住環境に対して改善したい気持ちがあったことです。
正直なところ住環境にこだわりがないタイプだと思っていたので、とても驚きました。
内省だけでは気づけなかった想い。
質問してもらい、対話を重ねたからこそ引き出されたものです。
しばらく内省中心だったこともあり、対話がもたらす力を肌で感じた時間となりました。
具体的なイメージがある仕事についても話をすることで思考が整理され、新たなアイディアも出てきたので、やはり対話をすることは大切ですね。
結婚に不向きでも関係が続くコツ
フューチャーマッピングで具体的な行動計画を作りながら、お互いに再確認したいことは「これからもお互いを尊重しよう」ということです。
この想いは結婚当初から変わらず、思えば6周年の時も「パートナーシップの基盤は信頼・尊重に尽きる」と記事に書いていました。
ちなみに、私が提供中の「コミュニケーションスタイル診断」での診断結果は「2人とも結婚生活には向かないタイプ」です。
基礎特性もコミュニケーション特性も、一匹狼の自由人。
束縛を嫌い、自分の意志が強い、頑固者。
でも、お互いに尊重し合い、相手の気持ちに共感することはできるので、良いバランスを保てていると分析しています。
結婚当初から基礎特性で夫の特徴は理解してましたが、TRAMで多角的に分析してからは腹立たしいことや納得できないことが起きても、冷静に対処できるようになりました。
良好な関係性を築くには、まず相手の特性を知ることが大切だと、年月を重ねるたびに実感します。
例えば、私は「良くしゃべる快活な人」という印象を持たれることが多いですが、本質的には「雑談が苦手で、大人数での交流が苦手ない人」です。
仕事や役割を担う場であれば「良くしゃべる快活な人」になれますが、夫からはそんな私を求められたら一緒に生活することはできません。
結婚して最初の1年くらいは頑張れるかもしれませんが、どこかのタイミングで疲れてしまうと思います。
正直もう少し話をしたいなと思うことはあるものの、無理に話をしたり、行きたくもない場所に連れていかれることもないので安心できるんですよね。
お互いの特性を知り、そのうえでNGなことを整理しておくことは良好な関係を築く第一歩に繋がります。
理想を挙げればキリがありませんが、NGなことをしなければ関係は壊れづらいです。
そして自分のフィルターで相手を見るのではなく、相手の立場に立って想像すること。
自分の価値観を押し付けないこと。
お互いの価値観の折衷案を創造すること。
私が結婚生活で大切だと実感していることです。
シティケーションのススメ
最後に今回のお祝いで利用した「ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園」について紹介します。
昨年末から私がハマっている「ステイケーション」にもピッタリのホテルです。
長距離移動せずに市内で非日常を楽しめるステイケーション。
2022年7月以降、全国旅行支援割が再開されるタイミングで県民割の拡大もあるようなので、この機会にステイケーションを体感してみてはいかがでしょうか。
私が住んでいる札幌にはお祝い利用にピッタリなホテルが複数あります。
特に迷ったのが、和食料理&温泉を楽しめる「ONSEN RYOKAN 由縁 札幌」でした。
札幌にいながら北海道・登別市カルルス温泉の源泉を楽しめる夢のような宿です。
とても魅力的でしたが、我が家の事情として和食でのお祝いが続いていたこともあり、今回はフレンチを楽しめる「ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園」を優先することにしました。
大通公園に面し、完全に札幌市中心部にあるホテルですが、ホテルの中は小旅行に来たような雰囲気で一気にバケーション気分に。
客室に向かう途中で出会った木彫りの熊に、北海道を感じることもできました。
客室は思ったよりもこじんまりとしていましたが、全体的にきれいです。
ただ、モノを置くスペースなどは少なく、ベットスペース以外は特にデスクや椅子がなく、丸テーブルのみなので出張や勉強には向かないかもしれません。
また、非日常の時間を楽しむというコンセプトのホテルなので、客室にテレビはありません。
その代わり、レコードプレーヤーとオリジナルウッドスピーカーは常設されています。
ラウンジで好きなレコードをレンタルもできますよ。
ラウンジでは、ワンドリンクサービスを堪能しました。
少々音楽のボリュームが大きいのが気になりましたが、開放的でおしゃれな空間を楽しむことができます。
このラウンジで提供されている「イチゴ塔ミルフィール」が気になっているので、日を改めてラウンジ利用したいです。
フレンチディナーは、ホテル1階の「HOKKAIDO CUISINE KAMUY」で楽しんできました。
ボリュームも適量で、素材の味を活かした美味しい料理がどれも美味しかったです。
お祝いのプレートも2人分用意してもらえたのは初めてのことだったので、感激でした。
朝食も夕食と同じレストランですが、レイアウトがガラッと変わっていてビックリ!
空間マジック、すごいです。
朝食もSDGsとおいしさを両立した「北海道を体感する」メニューということで、素朴ながらもダイナミックな味わいを感じました。
大好きなトロロご飯も食べれて大満足です。
ひとり旅が趣味な私は「ステイケーションは1人でするに限る」と思っていましたが、夫と過ごした時間も楽しむことができました。
これを機に一緒に過ごせる時間をもう少しだけ増やしてもいいかなと思ったりもしています。
年間350日くらいはお互い自由に生活している我が家は、予定を合わせることが最初の関門になりそうですね(笑)
フューチャーマッピングで早めに計画を立てるという話も出てきていたので、実践してきたいです。
10周年に向けて大きく変化することはありませんが、これからも我が家なりのパートナーシップをこれからも育んでいきますので、今後ともチーム宮治をよろしくお願いします。
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宮治 有希乃
組織育成パートナー
ITベンチャーと人材ビジネス業界で11年間、組織人事・キャリア領域に取り組み、2018年に独立。現在は中小企業向けに、関係の質を高める組織育成プログラムを提供中。「関係の質」を高める「コミュニケーションスタイル診断」を活用し、研修やコンサルティングを通じて組織パフォーマンスの向上と健全な職場環境づくりを支援している。