絵本「チックタック~約束の時計台」を楽しみにしていた2つの理由

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2019年4月18日に心待ちにしていた西野亮廣さんの絵本チックタック~約束の時計台が発売されました。

私がこの絵本を心待ちにしていた理由は2つあります。

ひとつは、2018年8月に開催された世界で一番楽しい学校「サーカス!」の舞台演出に心が動かされたこと。

と言いますのも「サーカス!」の舞台は、絵本チックタック~約束の時計台の世界観で作り上げられていたからです。

私はボランティアスタッフとして「サーカス!」に参加していたので、絵本の世界観で舞台を作り上げていくプロセスにも感動していたこともあり、発売を心待ちにしていました。

★参考記事:オンラインサロンで気づいた「お金」以上の報酬

もちろん、絵本自体のストーリーも素晴らしく感動していますが、私の中では「サーカス!」のインパクトが強く、読めば読むほど「サーカス!」で感じた感情や気づきが蘇ってきています。

細部までこだわって作り上げた舞台のインパクトが本当に強かったので、10か月経った今でもはっきりとその時の光景や空気感、温度を想い出すことができるのです。

こんなにリアルに想い出せるのは、心の底から感動したからこそですよね。

この経験をして感じたのは、「サーカス!」で登壇された方のお話が面白かっただけではなかったんだなということです。

普通に登壇した方の話を聴いただけだと、きっとすぐに何の話だったも忘れてしまっていたと思いますが、この世界観の中で聴いた話だからこそずっと心に残り、覚えているのだと絵本を読んで確信しました。

きっと、絵本が「サーカス!」での経験を呼び起こすトリガーになっているのだと思います。

西野さんは初めからこのような効果を想定した上で設計されているのだと思いますが、実際自分が当事者となってそのすごさを体感できると本当に鳥肌が立つほど驚きです。

「私もイベントやセミナーなどを企画する時に活かしていきたい」と背筋が伸びました。

ドリームキラーもドリームメーカーも表裏一体

私がこの絵本を心待ちにしていたもうひとつの理由は、西野さんの【キンコン西野を作ったタモリの言葉 ~チックタック~】の記事にに勇気をもらっていたから。

キャリア支援をしていると「こんなことしたい」「こんな風になりたい」という夢に向かっている人にたくさん出会います。

その一方で、否定的な反応で夢を否定し、夢に向かう行動力を奪っていくドリームキラーも存在するということも理解しています。

「そんなの無理だよ」

「できるわけないじゃん」

「叶わないことに挑戦するなんて時間の無駄だよ」

「もっと現実的に考えた方がいいよ」と。

このような話をになると「ドリームキラーとは付き合うな」とか「ドリームキラーは悪」みたいな論調になりがちですが、私はそうは思っていません。

人は誰でもドリームキラーになる側面を持っていると考えているからで、例外なく私もドリームキラーになる可能性があるからです。

例えば(あくまで仮定の話ですが)、大学時代からの専門分野で研究職についている弟が突然「異業種に転職したいんだけど」と相談してきたら、おそらく私は弟と弟の家族の将来を考え、今の仕事を続けるよう話をします。

弟からしてみれば、私は「異業種に転職したい」という夢を否定し、転職のアドバイスを求めてたのに、私は転職活動をする行動力も奪うドリームキラーと言えます。

このように身近で大切な存在であればあるほど、心配する気持ちが勝り、否定的になることはありませんか?

「私は絶対ドリームキラーなんかにならない」と思っている人であっても、きっと思い当たる節があるはずです。

だからこそ私は、夢に関するご相談を受けた時には必ず「どうしてその夢を叶えたいのか?」をとことん聴きます。

その想いがどれほど強いのか、どれだけ真剣なのか。

想いが強くて真剣であればあるほど、直感的に感じた不安や心配はいつの間にか消えていき、自然と肯定的な反応に変わっていくものです。

「その夢を叶えるためにはどうしたらいいのか?」という選択肢を探し始め、一緒に夢を叶えるプロセスを考えていく。

その姿勢はまさに夢を応援するドリームメーカーです。

結局のところ、ドリームメーカーもドリームキラーも表裏一体なんですよね。

どれだけドリームメーカーでありつづけたいと思っても、無意識にドリームキラーになっていることもあるのです。

ただ、私はやっぱりドリームメーカーでいたい。

だからこそこの絵本にある「大丈夫。時計の針は必ず重なるから」というメッセージを、私なりの解釈で伝え続けていきたいと思っています。

▲シリアルナンバー入りのサイン本が届きました。本当に多忙な中、1冊1冊サインされている西野さんの行動力にただただ脱帽です。「行動力がある」というレベルの違いを痛感し、刺激を受けています。

絵本の世界を体感できる「えんとつ町のプペルVR札幌」

西野さんの絵本はどれもオススメですが、今イチオシなのはえんとつ町のプペルです。

なぜなら、360度絵本の世界を体感できるVRイベントが札幌で開催されるから!(私は運営のお手伝いをしています。)

しかもクラウドファンディングでのご支援のおかげで、無料で体験できる貴重な機会です。

既に満席だったり、残数わずかな時間帯もありますので、ご興味ある方は早めに予約した方がお好きな時間でご来場いただけます。

イベント当日、私は10時~17時30分頃までスタッフとして会場にいますので、ぜひ会場でお会いしましょう。


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宮治 有希乃の写真

宮治 有希乃

組織育成パートナー

ITベンチャーと人材ビジネス業界で11年間、組織人事・キャリア領域に取り組み、2018年に独立。現在は中小企業向けに、関係の質を高める組織育成プログラムを提供中。「関係の質」を高める「コミュニケーションスタイル診断」を活用し、研修やコンサルティングを通じて組織パフォーマンスの向上と健全な職場環境づくりを支援している。

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