【宮治の自分史 #06】大学生活編

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「こんな人生歩んできました」と自己紹介を兼ねてスタートした「宮治の自分史シリーズ」。

ひっそりと不定期で更新を続けているのですが、明らかに亀ペースの更新なので「自分史シリーズの更新を待っていますよ」と声をかけていただいてしまっている状態でした。

申し訳なさもありながら、とてもありがたいことで、感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとうございます!

連載6回目となる今回は、友達に恵まれた「大学時代の学生生活」をご紹介します。 

★参考情報:「宮治の自分史」シリーズの記事一覧

カルチャーショックしかなかった1週間

1996年4月、私は高校の指定校推薦で札幌大学経済学部経済学科に入学しました。

大学生になりたてのは私は本当に世間知らずで、大学というもの自体もあまりイメージを持てていなかったというのが正直な実態です。

高校時代に大学キャンパスには行っていたものの、特段オープンキャンパスや見学会に行ったわけではなかったので、入学してものすごい人数の学生がいる大学の雰囲気にただただ圧倒されるばかり……。

しかもみんな私服でやたらおしゃれでビックリ!

ファッションや美容に無頓着な私は、ただただその華やかさがまぶしすぎて、隅っこのベンチで学生の動きを観察していました。(この頃から人間観察が好きだったようです。)

また札幌以外から入学した学生が多かったので、ほとんどの学生が親元を離れ自立した生活を始めていたことも、ただただ驚愕。

目にすること、耳にすることがとにかく知らない事ばかり。

1週間くらいはカルチャーショックしかなかったです。

「ぬくぬく親元で生活を続ける地味で世間知らずな自分」が情けなく感じ、大学生活についていけるか不安しかありませんでしたが、そんな不安を和らげてくれたのは3人の友達でした。

私がカルチャーショックで不安に押しつぶされそうな中、「1人でちょっと不安なので、良かったら一緒に行きませんか?」とガイダンスに誘ってくれた時の光景やセリフは、一生忘れることはありません。

3人との出会いのおかげで、私の大学生活はとても楽しく充実したものになりましたし、出会いから20年以上たった今も変わらず心の支えになってくれていて感謝の気持ちでいっぱいです。

学生時代は学部の中で自然とグループができていましたが、私たちはどのグループよりもマイペースなタイプが集まったと思っています。

「グループで同じ授業を受けよう」とか「どこ行こう」「何しよう」とか、何でも一緒みたいな付き合いが学部内ではあたり前でしたが、私たちの基準は「自分がどうしたいか」だけ。

なので、無理合わせて授業を選ぶこともなかったですし、絶対同じサークルにということもなく、自然な気持ちでいれたのが一番心地よかったです。

とにかくみんな別行動なので、唯一集まるランチタイムは、色んな話が聞けて楽し過ぎましたね。

自分が経験していなくても信頼できる友達が経験したことはリアルに感じられましたし、視野が広がる感覚がありました。

ランチタイムと言えば、札幌大学には体育会系の学食とおしゃれなカフェテリアがありますが、4人で集まる時は学食が多かったです。

よくある定食メニューが中心ですが、私の記憶に一番残っているのはチキンカツが乗っている醤油ラーメンです。

ボリュームもあって斬新なメニューなので人気でした。

あと学食と言えば、学食に行き始めてから「ちょっと華やかで怖そうだな」という人も実は腰が低くて優しいとか律儀だなとか分かってきて、自然と交流範囲も広がり深まった気がします。

私は食べることが本当に大好きですが、人との距離を縮めてくれた食事の効果を大学時代に感じたことがきっかけのひとつだと思っています。

紅一点。ドラえもん気分を味わったゼミ活動

大学生活で忘れられないことと言えば、ゼミ活動は外せません。

私は教職課程に興味があったので、経済分野では特に専門のこだわりがなく、教授が好きかどうかでゼミを決めました。

正直今となっては何を専攻していたのか全く思い出せないです(笑)

ただものすごく覚えていることがひとつだけあります。

それはゼミ合宿での話です。

私が所属していたゼミは私以外全員男性で、とても付き合いが気楽で居心地はよかったのですが、ゼミ合宿でまさかの出来事が起きました。(やましいことではありません…爆)

女性ひとりということもあり、当初は私だけ別部屋を予約するという話になっていたのですが、予算の都合上それは叶わないということで、ゼミ長が出した結論は「ドラえもんの気分を存分に味わってくれ」笑

「???」と全く意味が分からなかったのですが、大部屋をひとつだけ予約するから、私には「ドラえもんと同じように押し入れで寝て欲しい」という話でした。

単純な私は「ドラえもんになるわ!(わくわく)」と快諾して、押し入れで寝る状況をひたすら楽しんでいた記憶が残っています。

他のグループの友達からは「ゼミで女性ひとりなんてかわいそう」と言われることもありましたが、私としては程よい距離感での関係性が接しやすくて居心地最高!

みんな基本的に優しいということを前提に、変に気を遣ってくる人もいなかったのもありがたかったですね。

学部全体としては、女性に対して過剰に気を遣ったり過保護になりすぎる人もいたりする中、ゼミの中にはそういう人はいなかったので、このゼミで良かったなと心から思っています。

と、ゼミのみんなことはよく覚えているのですが、「ゼミで学んだことや研究したことを少しでも覚えていたらもっとよかったかな」と、ちょっぴり反省もしています。

キャンプ&海好きの全盛期

ここで大学生活の中で楽しかった想い出をひとつご紹介!

ズバリ、海に行くが大好きでした。

高校時代まで友達と海に行ったことがなかったので、とにかく開放的で楽しくて仕方なかったのです。

大学の友達、バイトの友達、ゼミメンバーと色々なグループでひたすら海に行ってはキャンプをしていましたね。

大学生になるまではキャンプ自体もしたことがなかったので、外で食べる食事の美味しさにすっかりハマり、「キャンプも海も大好きな全盛期は大学時代」と言っても過言ではありません。

今でもキャンプも海も好きですが、あのキラキラ感は大学生ならではですね。

思い出の地、蘭島海水浴場にはまたぜひ行きたいです。

幻の?!自動車通学

車の運転ができないイメージが猛烈に強い私なのですが、実は18歳で免許を取りまして大学時代は自動車通学をしていました。

確かに冬道講習に2回行っても「あなたは冬道は乗らない方が良いです」と言われ、轍走行ができないので冬道は運転しませんが、夏道はバッチリ運転できるのです。(駐車は不安)

30代以降に私と出会った方には、なかなか運転している私がイメージできないと言われるので、自動車通学していた証拠写真をお披露目します。

この写真は、大学の近くに住んでいた祖父の家に行った時の写真ですが、車のルームミラー(赤丸のところ)をよく見てください!

赤いシールが貼られていると思います。これが大学からの通学許可シールなのです。

1枚でも写真が残っていてよかった笑

「自動車通学してたなんて幻じゃないの?!」と疑惑をかけられますが、ちゃんと通学していたんですよ!

ちなみに今は車の運転はしておらず、専ら助手席専門です。

4年生は孤独との戦い

私の大学生活と言えば、やはり教職課程の勉強のことはマストなトピックス。

「高校の先生になりたい」という夢を持って大学に行っていたので、教職課程を取ることは最重要ミッションだったからです。

元々興味がある領域の勉強なので授業自体は本当に楽しかったですし、勉強になることしかありませんでしたが、とにかく友達が誰も大学に来ないので孤独だったのは想定外でした。

教職課程を取らない学生はほとんど3年生で単位を取り終えているので、4年生になったら来ないんですよね。

はじめから分かってはいたものの学食に行っても知らない人しかない、教職課程を一緒に取っている人もまわりと交流を取るタイプではないということもあり、授業以外は自習室で過ごしていました。

大好きだった学食からは足が遠のき、代わりにひとりでもくつろげるカフェテリアにいることが増えたもの4年生の時です。

今ではひとりで行けないところはないくらい「おひとり様万歳なタイプ」ですが、その原点はこの大学4年生の生活にあるのかもしれません。

今はひとりで過ごす時間が内省タイムでもあり、生活を豊かにしてくれているので、そう考えると貴重な経験ができた1年で、今にもつながっていると感じています。

孤独と戦いながらも教職課程を無事に修了した私ですが、卒業後の進路は教員ではなく民間企業のパソコンインストラクターでした。

このあたりの話は、また次回の「自分史シリーズ」の新卒就活編で振り返っていきますが、卒業式の写真を見ていると4年間の大学生活はもちろん、卒業後の進路も納得して卒業できたんだなと当日のことを思い出します。

次回の「新卒就活編」は、ちょっぴりキャリアコンサルタント的視点も交えながらまとめていけたらと思っていますので、ちょっぴり楽しみに更新をお待ちくださいね。

不定期更新になりますが、引き続きよろしくお願いいたします。


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宮治 有希乃の写真

宮治 有希乃

組織育成パートナー

ITベンチャーと人材ビジネス業界で11年間、組織人事・キャリア領域に取り組み、2018年に独立。現在は中小企業向けに、関係の質を高める組織育成プログラムを提供中。「関係の質」を高める「コミュニケーションスタイル診断」を活用し、研修やコンサルティングを通じて組織パフォーマンスの向上と健全な職場環境づくりを支援している。

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