【連載企画#38】この仕事を選んだわけ
2022年1月11日
カテゴリー: 自分史
この記事は、キャリアコンサルタントコミュニティ「キャリコンサロン」内で発足された「編集部」の【note週イチ投稿企画】で執筆した記事をベースに掲載しています。 |
キャリア領域の仕事を選んだわけ
私は、2018年10月に絶対に手放すことはないと確信していた「会社員+複業」の働き方を手放しました。
「手放した」といっても、その事実に気づいたのは1か月近く先のこと。
夫に指摘されて初めて自分の状況を理解したので、理由など何もなく「この仕事」を始めることになりました。
あれから3年以上が経過し、現在は複業個人事業主として「組織人事」と「キャリア」領域の仕事をしています。
漠然としていた「この仕事」が、組織人事やキャリア領域の仕事だと腹落ちするところまで具現化できてきたのは、これまで関わってくださった方々のおかげです。
本当にありがとうございます!
前置きが長くなりましたが、「この仕事」が腹落ちしたところで、そろそろ本題に移ります。
今回は、キャリア領域の仕事にクローズアップ!
「キャリア領域の仕事を選んだわけ」→仕事の原動力を整理していきます。
一歩踏み出すきっかけになりたい
私がキャリア領域に興味を持った原点は、高校2年まで遡ります。
当時は「キャリア」という言葉も知りませんでしたし、目指していた職業も高校教師でしたが、ある先生との出会いが原点でした。
人生最大の暗黒期である中学3年を乗り越え、高校に入学したものの燃え尽き症候群になりかけていた時。
一歩踏み出すきっかけを与えてくれた先生のおかげで、私の人生は充実感であふれるものに変わっていきました。
先生に出会っていない人生を想像するのが怖いほど、この出会いには心の底から感謝しています。
大学卒業後は、高校教師ではなく民間企業のパソコンスクールに就職しましたが、「パソコンスキルを習得できるようサポートし、一歩踏み出すきっかけになりたい」という想いが原動力でした。
パソコンスクールに勤務していた時に出会ったキャリアコンサルタント養成講座で「キャリア=人生」をサポートできる仕事があるだ!と知った時、ものすごくワクワクしたことを今でもハッキリ覚えています。
これから世の中にキャリアコンサルタントがたくさん誕生したら「キャリア=人生をサポートし合える世界になって、みんなハッピーじゃん!」と、ワクワクしたんですよね。
このワクワク感があるからこそ、生涯の仕事として「キャリア=人生」に向き合えています。
正解がない奥深さ
私は2007年からキャリア領域の仕事をしていますが、15年経っても探求心が衰えないのは、正解がない奥深さがあるかだと考えています。
カウンセリングやコンサルティング、コーティングの型があったり、統計データも充実していますが、「キャリア=人生」に100%正解はありません。
Aさんにとっては最適なサポートでも、Bさんにとっては全く合わないということもあります。
半年前のAさんには効果的なアプローチでも、今のAさんには逆効果ということもあります。
キャリア領域の仕事は、資格がなくてもできますが、常に学び続け、実践を重ねていく必要がある仕事です。
また、資格を取得したらできる仕事でもありません。
自分が成長できれば、お役立てできる人が増え、お役立てできる範囲が広がることが、やりがいに繋がっています。
学び、経験したことは自分自身の「キャリア=人生」にも活かせますしね。
こんな贅沢な仕事はないと実感しています。
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宮治 有希乃
組織育成パートナー
ITベンチャーと人材ビジネス業界で11年間、組織人事・キャリア領域に取り組み、2018年に独立。現在は中小企業向けに、関係の質を高める組織育成プログラムを提供中。「関係の質」を高める「コミュニケーションスタイル診断」を活用し、研修やコンサルティングを通じて組織パフォーマンスの向上と健全な職場環境づくりを支援している。