【連載企画#123】読書感想文

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この記事は、キャリアコンサルタントコミュニティ「キャリコンサロン」内で発足された「編集部」の【note週イチ投稿企画】で執筆した記事をベースに掲載しています。

本からの気づきをアウトプット

2022年11月から毎週日曜日の朝8時から夫が主催している「エグゼクティブ読書会」で本を読んでいます。

毎週、と言っても出かける用事がある時はスキップしていますが、それでも格段に読書量が増えました。

元々毎日15分は本を読む習慣があるのですが、アウトプットの場として読書会に参加しています。

本からの気づきを発表することが行動に繋がる第一歩になるからです。

さらに本を読んだ感想もまとめておきたいなと思っていた矢先に、今週のお題!

何ともタイムリーな展開に驚いてます。

さて、どの本の感想を書こうか、という段階で数日経ってしまい、タイムリミットを迎えてしまったので、本棚を見てパッと目についた本について感想をまとめていきます。

時間最短化、成果最大化の法則

本棚の中から目に飛び込んできた本は、木下 勝寿さんの「時間最短化、成果最大化の法則」でした。

1日1話インストールする"できる人”の思考アルゴリズムについて書かれた本。

本の帯には「なぜ、あの人は、私の150倍成果を出せるのか?」とあり、「150倍????」と衝撃を受けて手に取った本です。

頑張っているのに成果が出ない人に教えてあげたい45の法則が知れるとのことで、日々もがいている状態から抜け出すヒントが得られるかも?と思い読み進めました。

本で紹介されていた法則の中で、特に刺激を受けて行動変容に繋がったものが2つあったので、感想を交えながら紹介します。

自分を捨てると成長する法則

1つ目は「自分を捨てると成長する法則」です。

「成長と上達は違う」ということ。

成長とは、「理想の自分」に向かって自分で課題を設定し、自分なりに工夫して勉強や練習をし、それまで持っていなかったスキルを身に付けること。

上達とは「他人から与えられた仕事を何回もこなすうちに今のスキルが上がること。(P267)

今の自分に色々と付け足されるだけでは「上達」であり、変化なしに理想の自分には到達できない。

今の自分が持つ「心のしがらみ」を捨てないと成長はできないという内容に、「心のしがらみ」とは何だろうとじっくり考える時間を持ちました。

そこで気づいたのは「相手の期待を裏切りたくない」「ガッカリさせたくない」相手軸の自分。

「相手の期待通りの自分にならなければ」と思っていなくても、相手が期待してくれたことには精いっぱい応えたい自分がいました。

結果として、本当は手放したい仕事や気が進まない役割を引き受けて疲弊することの繰り返しだなと自覚できたのです。

引き受けたことで確かに「上達」はしていますが、「理想の自分」とはかけ離れる状況では「成長」できないのだと。

本を読んでからは「理想の自分」に繋がる選択なのか、過去イチ自問自答するようになりました。

その結果、心の窮屈さが軽減されたように感じています。

ゼロリセットの法則

2つ目は「ゼロリセットの法則」です。

これまでのやり方を捨ててゼロから始めるゼロリセット。

冒険のような考えですが、今の私には必要なことなのかもしれないと頭から離れませんでした。

会社員を辞めるつもりがないまま個人事業主となって5年。

ただただ目の前のことに懸命に取り組むことで道を作ってきましたが、このままの状態で道を作り続けることができるのか、不安と疑問が湧きあがっています。

自分が最も世の中に価値を与えられる事業にシフトした方が世の中のためだ(P122)

未知なる可能性にアクセスする呪文として紹介されていたこの言葉が、深く心に残り、思考を広げています。

ゼロリセットは正直怖い。

でもゼロリセットした方がより良い人生を歩める。

そんな想いの狭間で、ゼロリセットに舵を切るような取り組みをし始めているところです。

どんな結果になるか、やってみなければ分からないですしね。

心が動いた先にはきっと何か光が見えるはず。

そう信じています。


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宮治 有希乃の写真

宮治 有希乃

組織育成パートナー

ITベンチャーと人材ビジネス業界で11年間、組織人事・キャリア領域に取り組み、2018年に独立。現在は中小企業向けに、関係の質を高める組織育成プログラムを提供中。「関係の質」を高める「コミュニケーションスタイル診断」を活用し、研修やコンサルティングを通じて組織パフォーマンスの向上と健全な職場環境づくりを支援している。

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