【連載企画#163】なりたい自分

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この記事は、キャリアコンサルタントコミュニティ「キャリコンサロン」内で発足された「編集部」の【note週イチ投稿企画】で執筆した記事をベースに掲載しています。

なりたい自分の定義

私が今なりたい自分は「多幸感に包まれて1日を終える」自分です。

芯が強いかっこいい人になりたい。

柔軟性のあるしなやかな人になりたい。

素直な人になりたい。

期待に応える人になりたい。

誰かの何かのきっかけになりたい。

これまで様々な「なりたい自分」を描いてきましたが、たどり着いた先は「こんな状態でありたい自分」でした。

「なりたい自分」は根っこを突き詰めても役割や場面ごとに異なることにモヤッとしたからです。

と同時に、どんな自分でも1日の最後を多幸感いっぱいで終えられれば充実しているという共通点もみつけました。

それ以来、私がなりたい自分は「多幸感に包まれて1日を終える自分」なのです。

なりたい自分になるための3つの極意

「多幸感に包まれて1日を終える自分」であり続けるために心がけていることが3つあります。

1つ目は、毎日内省する時間を設けることです。

私は朝と夜10分くらい、自分の気持ちと向き合う時間を必ず確保しています。

朝の目覚めはどうだったか。

身体の体調だけでなく心の状態も確認します。

ザワザワしていたり、モヤモヤしている時は、決まって何かしらの原因があるので、その原因を解決するためのアクションを考えます。

この時に気を付けていることは、自分の努力で解決できることと解決できないことを切り分けることです。

例えば機嫌が悪い人と対応しなければいけない時、その人の機嫌は私にはどうすることもできません。

私が原因で機嫌が悪い場合は最大限のフォローはしますが、他に原因がある時はどうすることもできません。

どうすることもできないことにエネルギーを注ぐより、他のことに心と時間を使いたいので、しっかりと切り分けるようにしています。

2つ目は、毎日ご褒美を作ることです。

好きなカフェに行くも良し。

ドラマを見るも良し。

お買い物をするもの良し。

何もしないフリー時間を設けるのも良し。

毎日些細なご褒美を設定することで、心が潤います。

3つ目は、選択肢を複数用意することです。

私は計画的に過ごせるほうが心が安定するので、しっかりとスケジュールを組むタイプですが、計画通りに過ごせることの方が少ないご時世です。

突発的な変更やイレギュラーは日常的に起きますので、柔軟に対応する必要があります。

私はそんな時のために「これがダメならあれ」といったように、あらかじめいくつかのパターンを用意し、変更する場合も可能な限り納得感の高い選択ができるように準備しています。

行き当たりばったりの方が楽しめるという方も多いので、万人受けする方法ではありませんが、予めしっかり予定を立てたい方やイレギュラーが苦手な方にはオススメです。

ちなみに私は「変化に強い」「代替え案をすぐ出してくれる」と評価していただくことが多いのですが、この習慣が大きく影響しています。

ゆくゆくは4つ目、5つ目くらいの習慣を追加して、「多幸感に包まれて1日を終える自分」であり続けられる状態をキープしたいです。


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宮治 有希乃の写真

宮治 有希乃

組織育成パートナー

ITベンチャーと人材ビジネス業界で11年間、組織人事・キャリア領域に取り組み、2018年に独立。現在は中小企業向けに、関係の質を高める組織育成プログラムを提供中。「関係の質」を高める「コミュニケーションスタイル診断」を活用し、研修やコンサルティングを通じて組織パフォーマンスの向上と健全な職場環境づくりを支援している。

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