【連載企画#160】ハラスメント

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この記事は、キャリアコンサルタントコミュニティ「キャリコンサロン」内で発足された「編集部」の【note週イチ投稿企画】で執筆した記事をベースに掲載しています。

増え続けるハラスメントの種類

人に嫌がらせをしたㇼ困らせるハラスメント。

年々新しいハラスメントが増え続けている印象を受けています。

パワハラやセクハラなど不貞行為が法令によって定義されたものだけでなく、モラハラやジェンハラなど法令による定義がないものまで様々です。

ハラスメントなのか否か

私自身はハラスメントを受けた経験はありません。

しかしながら「あんなセクハラ発言を受けて平気なんですか?」と言われたことがあります。

今から20年以上前の話ですが、この時の経験が私のハラスメントに対する意識を大きく変えました。

それまでは「ハラスメントは受け手の感じ方次第」だと考えていましたが、受け手である私以外は全員ハラスメント発言だと言っている。

さてこれは「ハラスメントではないと言い切れるのか?」と疑問を持ったのがきっかけです。

ちょうど同じころ、受け手だけがパワハラだと主張した出来事もありました。

あるメンバーが「上司からパワハラを受けた」と主張した時に、誰一人としてパワハラではなく適切な指導であると捉えていたのです。

この2つの事例に向き合う中で出た結論は3つありました。

  1. 受け手の感じ方でハラスメントなのか否かを判断しない
  2. 客観的視点と明確なガイドラインに沿った検証をする
  3. 外部相談窓口を設置する

時代の変化に沿ってハラスメントに対する対処法は変わってきていますが、基本的な土台はこの時の経験が元となっています。

ハラスメントの傾向が分かるアセスメント

私が組織育成で導入しているコミュニケーションスタイル診断では、ハラスメント傾向があるかどうか確認することができます。

無自覚にパワハラをしていたある方は「自分にとっては普通のコミュニケーションなんですが、これがハラスメントになっていたんですね」と驚いていました。

コミュニケーションスタイルを可視化し、組織内で共有したことで得られた気づきです。

これまでハラスメントの分野については表立ってサービス提供をしていませんでしたが、これを機に力を入れていこうと考えています。

ハラスメント対策にお困りの経営者や人事がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。


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宮治 有希乃の写真

宮治 有希乃

組織育成パートナー

ITベンチャーと人材ビジネス業界で11年間、組織人事・キャリア領域に取り組み、2018年に独立。現在は中小企業向けに、関係の質を高める組織育成プログラムを提供中。「関係の質」を高める「コミュニケーションスタイル診断」を活用し、研修やコンサルティングを通じて組織パフォーマンスの向上と健全な職場環境づくりを支援している。

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