【連載企画#154】外国人採用
2024年4月4日
カテゴリー: 組織育成コラム
この記事は、キャリアコンサルタントコミュニティ「キャリコンサロン」内で発足された「編集部」の【note週イチ投稿企画】で執筆した記事をベースに掲載しています。 |
多国籍社員との出会い
私はローカルITベンチャー企業で人事をしていた時に外国人採用に携わっていました。
戦略的に外国人採用を始めたわけではなく、自然と外国人が集まってきたので、正直なところ。
人事として何かしたというよりは、既に在籍していた外国人社員の影響力とサポート、そして2人、3人と増えてからの紹介の連鎖が大きな力となりました。
10名弱ほど採用できたタイミングで地元テレビの取材を受ける機会もあったので、様々な要素がプラスに働いたと感じています。
ヨーロッパとアジアを中心に各国から集まってくれたことに感謝です。
とはいえ、今振り返っても私が何か頑張ったということはないので特筆することは思い浮かびません。
それゆえにお役立ち情報は書けませんが、個人的に印象に残っているエピソードを2つご紹介します。
苦労したビザの取得
最も印象に残っているのは就労ビザの取得手続きです。
ITエンジニアとしての採用なので私が何かサポートをすることはほとんどありませんでしたが、1人だけかなり対応に苦慮したケースがありました。
他の社員とほぼ同等のスキル、要件のはずなのに何でだろう。
不思議に思った私は直接担当者と話をしようと社員と一緒に窓口に行きました。
状況を整理すると社員の伝えていることが上手く伝わっていなかったこと。
そして担当者の方も新任で手続きに不慣れだったこと。
この2つの要因から微妙なズレが生まれて確認に時間がかかっていると分かりました。
うまく仲介することで何とか手続きを進めることができましたが、これを機に就業ビザについてものすごく勉強したことを今でも覚えています。
専門家にお願いしたいと思いつつ、それが叶う状況ではなかったので必死でした。
この経験から言えることは就業ビザは自力でも取得できるが、専門家に頼れるならお任せした方が良いということ。
自力で対応する時間や不安な気持ちを考えると依頼料は決して高くないと思います。
英文メールの裏話
私は英語力がほぼないので、自力で英文メールを作ることはできません。
翻訳アプリを駆使してやり取りをしていましたが、それを知らない方からは「めちゃくちゃ英語ができる人」と思われていました。
その話を聞いた時に沸き上がってきた感情は何と3つ。
- めっちゃごめんなさい
- なんか嬉しい
- 意外とできてた?(自信)
色んな感情が入り混じっていたからか「おもしろい顔してますよ」と言われてしまいましたが、確かに自分の感情がおもしろかったのは事実です。
採用した後に「私とやり取りしていた英文メールは通じていた?」と確認したら問題なく通じていたようなので、翻訳アプリさまさまだなと感謝しています。
今現在は外国人採用からは離れていますが「外国人採用を検討している企業」から職場内の雰囲気や文化醸成などについてご相談を受けることがあります。
組織開発の文脈であればお役に立てるかと思いますので、ご興味ある方はお気軽にお問い合わせください。
●プロフィール
●ReOS LABOの提供サービス
●お問い合わせ・お申し込み
宮治 有希乃
組織育成パートナー
ITベンチャーと人材ビジネス業界で11年間、組織人事・キャリア領域に取り組み、2018年に独立。現在は中小企業向けに、関係の質を高める組織育成プログラムを提供中。「関係の質」を高める「コミュニケーションスタイル診断」を活用し、研修やコンサルティングを通じて組織パフォーマンスの向上と健全な職場環境づくりを支援している。