【連載企画#156】仕事のコツ

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この記事は、キャリアコンサルタントコミュニティ「キャリコンサロン」内で発足された「編集部」の【note週イチ投稿企画】で執筆した記事をベースに掲載しています。

普遍的な仕事のコツ

新年度を迎えて約2週間。

新しい環境でお仕事を始めた方は、どうやって仕事を進めたらよいか考える機会も増えてくる時期ではないでしょうか。

今週マガジンに登録される「仕事のコツ」が、何かの参考になることもあるのではないかと思いますので、ぜひチェックしていただけたら嬉しいです。

かく言う私も他のメンバーさんが発信してくださる仕事のコツを参考にしたいと考えています。

自分では思いつかないような視点が得られそうで楽しみです。

さて、私も仕事のコツを3つ紹介していきますが、どれも基本のキで当たり前すぎることしか書きません。

ですので「あたり前じゃん!」と突っ込みたくなると思います。

それでもあえて紹介したいのは普遍的なものだと実感しているから。

新人の時も慣れてきてベテランだと言われるようになってからも、どのタイミングでも押さえておいた方が良い仕事のコツです。

締切を確認する

1つ目はスケジュールの立て方に関するコツです。

仕事には締切がつきものですが、意外と曖昧なことがあります。

「〇日くらいまでに」
「〇日程度で仕上げて欲しい」

と言われたら、こちらから明確に日にちを指定して確認することが大切です。

「くらい」「程度」の感覚はひとそれぞれなので、確認しておかないと後々トラブルになりかねません。

また日にちだけでなく「〇時まで」と時間まで決めておいた方が誤解なく調整することができます。

たまに「時間がある時にやっといてくれたらいいから」とお願いする方もいらっしゃいますが、そういう時ほど日時をしっかりすり合わせることを強くお勧めします。

以前、とある現場で一緒だった方が「時間ある時にやっておいて」と私の同僚に仕事を依頼したことがありました。

同僚は言葉通り素直に受けとめ3週間後にやると決めたそうです。

一方の依頼者はその3週間の間「いつやってくれるんだろうか」「忘れているのかな」「もう1回言った方がいいのだろうか」と悶々としていました。

あまりに気になっている様子だったので「3週間後にやるって言ってましたよ」とお伝えしたところ「えっ!!!」と驚いていたのが印象に残っています。

その時は再度調整し直して仕事は滞りなく終えることができましたが、何とも不効率な状況でした。

時間は共通認識を持ちやすいものなので、明確に日時を決めておくことがコツと言えます。

あとスケジュールの観点でもう1つ。

それは締切前に完了させるようスケジュールを立てることです。

私は基本的には3日前、できれば1週間前に完了できるよう調整しています。

ゆとりがあれば突発的なことが起きても、緊急の差し込みがきても対応できるからです。

特に最近は月のものの影響が体調に出やすくなっているので、その時期はゆとりを持ったスケジュールを心掛けています。

更年期になってから不規則になってしまって、なかなか予測が立てずらくなってきたのが悩ましいところですが、可能な限り予測しながら対処しています。

仕組み化を徹底する

2つ目は業務効率に関するコツです。

テンプレート化や単語登録、チャックリストの作成など、定期的に必要なことを毎回ゼロからやらない工夫は業務効率向上に必要不可欠と言えます。

そして仕事をしながら、都度使いやすい形にアップデートさせていくことも大切です。

1度作ったから永遠に使い続けるのは逆に不効率を生み出します。

ちょっとでも手が止まったり、思考が止まるようなことがあれば、その仕組みは何か問題がある証拠。

「あとで見直そう」と思ってもそんな時間はやってこない。

それが現場仕事の実態です。

「おや?」「あれ?」と思ったらその場で修正するか、修正することをTO DOに入れておくこと。

手間かもしれませんが、長い目で見るとその手間が効率アップに繋がりますよ。

自分辞書をつくる

3つ目はインプットに関するコツです。

仕事をしていると自分が知らない言葉を使う人に出会うことが多々あります。

私は外資系の会社に転職した時に、会議で話している言葉が全く分かりませんでした。

英語だったわけではありません。

すべて日本語でした。

それでもカタカナやアルファベット3文字のビジネス用語が本当に分からなかったのです。

そこで作ったのが自分辞書でした。

わからない言葉が出てくるたびにメモをして、その日のうちに調べてノートに書くというシンプルなものです。

そして機会があれば意識してその言葉を使うようにしました。

自分辞書をお守りに自分の言葉で自然と出てくるまで繰り返す日々。

次第にノートを見なくても会話ができるようになりましたが、同時に分からない言葉も増えていったので、結局3年くらいはずっと書き続けていたと記憶しています。

クライアント情報なども多く退職時に破棄はしましたが、当時の私にとっては本当にお守り代わりでした。

ちなみに今でも同じ方法で自分辞書は作っています。


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宮治 有希乃の写真

宮治 有希乃

組織育成パートナー

ITベンチャーと人材ビジネス業界で11年間、組織人事・キャリア領域に取り組み、2018年に独立。現在は中小企業向けに、関係の質を高める組織育成プログラムを提供中。「関係の質」を高める「コミュニケーションスタイル診断」を活用し、研修やコンサルティングを通じて組織パフォーマンスの向上と健全な職場環境づくりを支援している。

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