個人事業主のあるある話
2022年12月20日
カテゴリー: 実用ブログ
あるある話は共感の集合値
「業界あるある」をテーマに実体験を書く機会があり、これまで経験した業界を思い返しました。
私が働いていた業界は、IT業界、人材ビジネス業界、スクール業界ですが、「あるある話」を語れるほどの話題は、一向に思い浮かびません。
というのも、人と違ったことが好きで、人と違う行動をしていることが多かったからです。
あるある話とは、共感の集合値だと思っているので、多くの人に共感を得られるような「あるある」ということが、どうにも思いつかなかったのです。
ただ、個人事業主の方と話している時に「あるある!」と盛り上がったことがありました。
ごくごく一般的な話題かもしれませんが、2時間ノンストップで話した内容なので、共有します。
個人事業主のあるある話
①曜日感覚がなくなる
個人事業主同士の話題でよく盛り上がるのがスケジュールの組み方です。
24時間365日、自分で自由にスケジュールを組むことができるのが個人事業主の魅力なので、スケジュールの立て方には個性が出やすく、話が尽きません。
8割以上の個人事業主(フリーランスを含む)は曜日に関係なく仕事をしているという話を聞いたこともあり、私自身も独立1年目は曜日に縛られず働いていました。
ただ、2年目以降はクライアントワークの影響で土日祝を意識するようになったのですが、元々暦通りの仕事ばかりしてきているので、土日祝を意識した方が身体も心も思考も整うと感じています。
「曜日感覚がなくなってきたらイエローカード」
そんな言葉をかけられたこともありますが、私が個人事業主を続ける最大の理由が「時間の自由度」なので、曜日に関わらず、自分でスケジュールをハンドリングすることを大切にしています。
②収入の波がある
時間ほど話題になることはありませんが、収入に関することも「あるある話」は尽きません。
その代表的なものが収入の波があるということだと感じています。
毎月定期的な売上が立つ契約があれば大きな波は起きませんが、仕事がなければ収入はゼロ。
振り込まれるタイミングも契約によっては何か月も先になることもあるので、しっかり計算して毎月の収入を把握しておく必要があります。
厳しい話ですが、開業当初は波を起こせるほど収入がないことも多いのがフリーランスの現状です。
私は休業状態で開業したこともあり、約半年間は波を感じることなく過ごしました。
そこから少しずつ少しずつ毎月の収入に増減が出てきて、2年目には特大の波も経験しつつ、3年目からは小さな波で安定してきた状況です。
でも事業展開を変更するタイミングで仕事を減らす決断をしたので、4年目以降はまた波が活発になってきています。
収入の波は精神的にきつく感じることもあるので、ある程度の貯金があると安心です。
あと、個人事業主でも安定した収入を得たい人は、単発・不定期の仕事よりも定期的な月額固定の仕事でビジネスを考えるのが良いかと思います。
③仕事を断るのが苦手
「あるある話」が最も白熱したのが、「仕事を断りづらい」ということです。
「ちょっと違和感はあったけど……」と、この前置きから始まる仕事の失敗談が実に多い!
この「ちょっと違和感」は多岐に渡ります。
- 担当者の仕事の進め方やスタンスが合わない
- 仕事の目的に賛同できない
- 時間拘束が長すぎる
- 契約金額が低すぎる
- 付随業務が多すぎる
- 締切が近すぎる
- 期待度が高すぎる
そしてこれらの違和感を口に出すこともないまま、契約してしまっている話が「あるある話」としてよく語られています。
私も2年目くらいまでは、仕事がなくなる不安が勝り、断ることができませんでしたが、3年目からは契約前に違和感を解消することはできるようになりました。
そして、自分の判断軸を明確にし、仕事に向き向き合えるようになってきています。
仕事内容、時間、収入、一緒に働く人、環境などの優先順位もハッキリさせておいた方が判断しやすいです。
私は開業当初は、時間や収入よりも仕事内容や一緒に働く人を大切にしていたので、経験報酬の優先度が高かったです。
今も経験報酬の優先度は高いですが、少しずつ時間の優先度が上がってきています。
限りある人生の中で、何にどれくらい時間を使うのか。
この問いと真摯に向き合い始めてから、おもしろいことに断りたい仕事が減ってきています。
自分のスタンスが無意識的にコミュニケーションにも表れているからかもしれません。
「あるある話」から、思いがけず良い方向に向かうきっかけをいただきました。
宮治 有希乃
組織育成パートナー
ITベンチャーと人材ビジネス業界で11年間、組織人事・キャリア領域に携わり、2018年10月に独立。現在は「関係調整コミュニケーション®」を軸に、人材育成・文化醸成・仕組み化に注力し、組織づくりを支援している。