【連載企画#07】推薦図書
2021年6月9日
カテゴリー: 自分磨きコラム
この記事は、キャリアコンサルタントコミュニティ「キャリコンサロン」内で発足された「編集部」の【note週イチ投稿企画】で執筆した記事をベースに掲載しています。 |
お守り代わりのバイブル本
毎日多読する習慣があるんで、オススメしたい本はたくさんありますが、本記事では厳選した3冊をご紹介していきます。
私が組織人事領域の仕事をする際に、お守り代わりに何度も読み返しているバイブル的な本たちです。
※補足:先入観なしで読んでいただきたいので、本の内容に関する私的な詳しい見解を掲載することは控えます。 |
心理学的経営/著:大沢武志 氏
リクルート社の創業期を支えた人材・組織開発を学ぶことができる名著で、初刊発行が1993年ですが、30年近く経とうとする今も古さを感じさせません。
「個をあるがままに生かす」心理学的経営の考え方は、キャリアコンサルタントとしても知っておいた方が良いと声を大にして伝えたいです。
絶版となっていますが、オンデマンド印刷やkindle版で購入することができますよ。
人事と採用のセオリー/著:曽和 利光 氏
人事と採用の原理原則的な内容が分かりやすくまとめられています。
企業の担当者様と打ち合わせをしていると、斬新で独自性の高い施策を希望されることも少なくありませんが、着実に成果に繋げていくためには原理原則が必要不可欠です。
私自身、自分が経験してきたことをベースに自営事業を展開していますが、判断に迷った時には、この本を参考に微調整をしています。
教える技術/著:石田 淳 氏
会社員時代に大型プロジェクトのマネジメントをすることになった時、参考にしたのが「行動科学マネジメント」でした。
振り返れば10年も経っていましたが、その時に試行錯誤しながらプロジェクト対応できた経験は、今でも私の土台となっています。
MORSの法則(具体性の法則)を好む方は、腹落ち感がある内容だと思います。
[MORSの法則] 下記4つの条件をすべて満たすものが「行動」である。 ・Measured(計測できる) ・Observable(観察できる) ・Reliable(信頼できる) ・Specify(明文化されている) |
個人的には人間の行動原理とされている「ABCモデル」も腹落ち感があり、好きです。
[ABCモデル] Anteecedent(先行条件/きっかけ) →Behavior(行動) →Consequence(結果) |
平たく言ってしまうと「きっかけによって行動した時に良い結果なら繰り返し、悪い結果ならそこでやめる」という考え方ですが、本当にその通りだと思ったんですよね。
「どんなに良いきっかけがあっても、過去に嫌な経験をしているとどうしても躊躇してしまう」といった基本的なところから行動原理を学べるので、教える機会がない方も興味深く読める本だと思います。
人生を好転させる「新・陽転思考」/著:和田裕美氏
「3冊ご紹介します」と言いながら恐縮ですが、最後に本のタイトル通り人生を好転させるきっかけとなった和田裕美さんの本を紹介します。
この本に限らず、和田さんの本は全巻読み倒していますが、どれも読みやすく実践的でわかりやすい内容です。
営業、プレゼンテーション、コミュニケーション、ビジネススキル、稼ぎ方……と、色々なジャンルの本がありますので、きっと何かのヒントに繋がる本に出会えますよ。
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宮治 有希乃
組織育成パートナー
ITベンチャーと人材ビジネス業界で11年間、組織人事・キャリア領域に取り組み、2018年に独立。現在は中小企業向けに、関係の質を高める組織育成プログラムを提供中。「関係の質」を高める「コミュニケーションスタイル診断」を活用し、研修やコンサルティングを通じて組織パフォーマンスの向上と健全な職場環境づくりを支援している。