【ゆうてんか選書】日本企業の勝算
2021年12月9日
カテゴリー: 自分磨きコラム
2019年6月よりお世話になっているオンラインビジネスコミュニティ「ゆうてんか」。
顧客・地域に愛されるビジネスを応援するコミュニティで、私にとってはバーチャルオフィスのような居場所です。
個人事業主として組織に属していない私にとって、まさに「心の拠り所」となっています。
ゆうてんかは、オーナーのりょうさん(@RIwahashi)の手厚いサポートはもちろん、メンバーが主体的に相互支援・日々研鑽し成長していける環境なので、気付けば在籍1年半となりました。
このゆうてんかで2020年夏に「ゆうてんかメンバーが選ぶビジネス本を読んでみた」という企画を勝手に立ち上げて、早1年強。
17冊もオススメ本が集まり、現在もマイペースに読み進めているところです。
読書は読書会も開催するほど大好きなのですが、自分で本を選ぶとどうしても好きな著者さんに偏ってしまう傾向がありましたが、その点、今回ご紹介いただいた本は普段自分では手に取らない本ばかり!
新たな視点や気づきを得ることができるのが嬉しく、亀の歩みではありますが楽しく読み進めることができています。
読書欲がグンと高まってきているので、思い切って #ゆうてんか メンバーにオススメ本を聞いてみたら1日で17冊もご紹介いただき目移りしています。
— 宮治 有希乃|人と組織の自走力を高める人 (@ymiyaji7920) August 2, 2020
読んで満足だけでなく、アウトプットを重視しているので「ゆうてんかメンバーが選ぶビジネス本を読んでみた」というnoteを書く目標も立てました📚
順調に更新ができているわけではありませんが、今回で5本目を更新することができました。
持ち前の再開力を活かして歩みを止めず、少しずつアウトプットしています。
不定期更新とはなりますが、オススメいただいた本は全て読んで所感とともにご紹介していきますので、気長にお付き合いいただけると嬉しいです。
今回のオススメ本は「日本企業の勝算」
さて、今回ご紹介したい本は「日本企業の勝算」(デービッド アトキンソン著)です。
伝説のアナリスト×世界のエコノミスト174人の提言が読める1冊で、これからの日本企業が進むべき道を見極めるために必要な情報が詰まっています。
実力はあるのに「結果」が出せない日本企業という見出しにドキッとしながらも、興味深く一気に読み進めることができました。
この「日本企業の勝算」(デービッド アトキンソン著)を紹介してくださったのは、ツモさん(@san_tumo)です。
ツモさんは企業内の中小企業診断士として、組織の変革に取り組まれています。
私はツモさんとアプローチは違いますが、組織と向き合う仕事という共通点があるので、ツモさんの発信から刺激をいただくことが多いです。
特にツモさんが中小企業診断士を目指した理由や経緯をnoteで読んだ時は、挑戦する覚悟と未来の展望に背筋が伸びました。
オンラインサロンのおかげで日本全国、多業種多職種の方とご縁が繋がり視野が広がっています。
このオススメ本企画を通じても視野が広がっているのを実感しているので、本当にありがたいですね。
それでは、「日本企業の勝算」について感想をまとめていきます。
労働生産性の向上が鍵
この本を読んで、人口減少時代を迎えている日本が労働力を高めるためには、労働生産性の向上が必要不可欠であると改めて実感しました。
論文や根拠となる数字が明確なので、説得力もありましたね。
また「日本は中小企業で働く人が多すぎるので、スケールアップ政策が重要だ」という話にも非常に考えされられました。
個人事業主として最小単位で働いている私は、日本が成長する足を引っ張っているのかもという想いが頭をよぎったからです。
大企業で働いた経験もありますが、どちらかと言えば中小企業で働く方が肌に合っていたことも影響しています。
社員の顔が見える規模感で、一体感を持って働きたい。
経営者と社員の距離が近く、仕事に自分の意志が反映されやすいが近いことも中小企業、特に小規模企業の魅力だと感じてきたので、複雑な心境になりました。
ただ一方で、スケールアップしていかなければ、労働生産性を向上させることが難しいのも事実です。
私が生産性の観点から組織開発で取り組んでいるのは、社員ひとりひとりの生産性が向上でいる仕組みづくりなので、今回学んだスケールアップ政策の観点も考慮しながら、もう少し視座を上げたアプローチができるよう精進します。
個人事業主として貢献できることは何か
日本全体の労働生産性を向上させるために、個人事業主の私に何ができるのか。
明確な答えはまだ出ていませんが、私は中小企業と中業企業を繋ぐ役目を担いたいと考えています。
特に北海道の企業が成し遂げたいことを実現できるように、ひとつの組織の枠に留まることなく地域全体で取り組める仕組みを作っていきたいです。
フットワーク軽く、中立的な立場で活動できるのは組織に属していない個人事業主だからこその強み。
中小企業を合併するというよりは、事業に合わせて会社単位でプロジェクトを組むイメージの方がしっくりくるので、私なりの解釈を信じ、個人事業主の組織人事コンサルタントとして活動していきます。
次回は「断る!技術―この「6つのNO」があなたの人生を変える!」をご紹介
今後も「ゆうてんかメンバーが選ぶビジネス本を読んでみた」シリーズを続けていきます。
次回ご紹介するのは「断る!技術―この「6つのNO」があなたの人生を変える!」(ブレイトマン著)です。
不定期更新になりますが、引き続きよろしくお願いいたします。
ゆうてんかのことが分かるnote
最後にゆうてんかがどんなコミュニティなのかよくわかるnoteをご紹介いたします。
サロン内の雰囲気が伝わる内容ですので、ぜひご覧くださいませ。
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宮治 有希乃
組織育成パートナー
ITベンチャーと人材ビジネス業界で11年間、組織人事・キャリア領域に取り組み、2018年に独立。現在は中小企業向けに、関係の質を高める組織育成プログラムを提供中。「関係の質」を高める「コミュニケーションスタイル診断」を活用し、研修やコンサルティングを通じて組織パフォーマンスの向上と健全な職場環境づくりを支援している。