セグウェイが教えてくれた自分の可能性を引き出す方法
2022年10月28日
カテゴリー: 自分磨きコラム
夢の寿命は2秒と言われています。
「やってみたい」と思った瞬間、人は無意識にできない理由を探す習性があるらしいのです。
私も意識レベルでは「できない理由よりもできる根拠を探す」ようにしていても、おそらく無意識レベルでは「でも」とできない理由を探していると思います。
そのひとつが運動、スポーツです。
それでも5年間から漠然と描いていた夢がありました。
「大自然の中をセグウェイで駆け抜けたい」という夢です。
99%の人に無理だと言われたセグウェイ乗車
セグウェイに興味を持ったのは、テレビで森林の中を爽快に走る映像を観たのがきっかけでした。
セグウェイとは、前後に体重を移動することで前進・停止・スピード調整ができ、ハンドルを進みたい方向へ傾けることで方向転換ができる乗り物です。
2017年頃から急にセグウェイ熱が高まり「セグウェイ、セグウェイ」と言い続けていました。
しかしながら、私のセグウェイに対する想いを聞いた99%の人から「絶対乗れない」と断言される結末に。
そして何より自分自身が乗れないと言われるたびに「わたしには乗れないかも」と消極的になったことも否めません。
そんな中、ただ唯一ひとり「一緒に行こう」と言ってくれた友達がいました。
新卒で入社した会社の同期です。
私のダメっぷりもたくさん知っているにも関わらず「乗れるよ、大丈夫だよ」と言ってくれたんですよね。
彼女の心の広さと器の深さに感謝しかありません。
こうして私は2019年8月に十勝千年の森のセグウェイツアーに参加し「大自然の中をセグウェイで駆け抜けたい」という夢を叶えました。
成功体験がもたらした次なる野望
十勝千年の森でセグウェイツアーに参加した直後、次なる願望がすぐに心から沸き上がりました。
願望というよりも大きく壮大な野望です。
・十勝千年の森の上級コースを全制覇する ・全国のセグウェイツアーを全制覇する |
この野望で心がいっぱいになった時に自分の可能性が広がったことをハッキリと感じることができました。
「乗れないかもしれない」と小さく縮こまっていた自分が嘘のように「私ならできる」「絶対できる」と確信を持てていたのです。
そこからの行動は早く、すぐに全国のセグウェイツアーを検索し横浜公道セグウェイツアーに1人で参加してきました。
ラッキーなことに参加者1人にガイドさん2人という贅沢なツアー。
おかげでセグウェイの魅力や楽しさをさらに実感できました。
熊が与えてくれた自信
十勝千年の森、横浜とコンスタントに参加して「よし!2020年は3回くらいセグウェイツアーに参加するぞ!」と意気込んでいましたが、外出自粛の壁に阻まれました。
それでも熱が冷めることなく機会を待ち、2021年に再び友達とセグウェイツアーに申込!
思い出深い十勝千年の森の中級コースです。
ワクワクしながらツアーを心待ちにしていたある日、友達から連絡がきました。
ご時勢柄、申し込んだ時点でツアー中止の可能性があることを承知していたので、てっきり中止の連絡だと思っていたら……。
「熊の足跡が見つかったから、申し込んでいたコースは走行できない」との話。
「熊?!?!」と驚きを隠せませんでしたが、会場は森なので熊が住んでいるのはごく自然なことですよね。
すぐに冷静さを取り戻し、提案のあった上級コースへの参加を決めました。
熊の足跡がみつからなければ上級コースに参加しようとは一瞬も思えなかったことなので、まさに熊が与えてくれたチャンスです。
友達も一緒だったこともあり、不安なく楽しく上級コースも楽しむことができました。
3回目の乗車で上級コースにチャレンジするとは思ってもみませんでしたが、熊のおかげで一気に高いハードルを越えられた気がしています。
おかげでますますセグウェイにハマった私。
全国のセグウェイツアーを全制覇する野望に向けて、2022年には大沼公園のツアーに参加しました。
そして東京に行く予定と合わせて昭和記念公園のツアーにも参加。
(どうやら2022年は万歳ポーズが好きらしい……笑)
セグウェイ公式ツアーのアドバンス認定もされたので、これからは事前レッスン少なめのツアーにも参加できるようになりました。
2023年はアドバンスツアーと福岡に行って海の中道セグウェイツアーに参加したいです。
可能性を引き出す方法
前置きが長くなりましたが、4年間のセグウェイ体験を通じて確信した可能性を引き出す方法をまとめます。
他人の声と自己対話する
まず一つ目は「他人の声と自己対話する」ことです。
「肯定的な声」よりも「否定的な声」との対話の方が可能性を引き出します。
何かをやってみたいと打ち明けた時、否定的な発言をするドリームキラー。
あなたの周りにいませんか?
私の場合は「セグウェイに絶対乗れない」と言った人たち全員がドリームキラーでした。
でも「大自然の中をセグウェイで駆け抜けたい」という夢を叶えています。
それは否定的な声にこそ耳を傾け、できない理由をひとつずつクリアにしていったからです。
「スキップもできないのにセグウェイなんて無理」 →そもそもスキップとセグウェイは関係ないのでは? これはできない理由にならない!大丈夫! |
「普段運動していないのに怪我するよ」 →セグウェイは体力は必要ない乗り物だから、身体の柔軟性を高めておけばよいのでは? ストレッチしておけば大丈夫! |
「初心者だから他の人に迷惑かけるんじゃないの?」 →迷惑をかけるかもしれないけど、初心者コースで事前指導もあるからきっと大丈夫! |
一般的にドリームキラーは可能性の芽をつぶすと言われていますが、むしろ事前に不安の種を教えてくれる貴重な存在です。
否定的な声を聞くと反射的にどんよりした気持ちになるとは思います。
でも、そのままどんよりして「やってみたい気持ち」まで失う必要はありません。
達成の余韻を味わいながら次の目標を決める
二つ目は「達成の余韻を味わいながら次の目標を決める」ことです。
「達成直前に次の目標を決める」ことは目標設定の極意ですが、セグウェイの体験を通じて達成の余韻を味わっている時は気持ちが大きくなると気づきました。
冷静な状態では無理だと思うようなことも高揚感があるため「私ならできる」と確信が持てます。
まさに可能性を引き出す絶好のタイミング!
このタイミングで次の目標を定め、可能な限り具体的なアクションまで決めるのがポイントです。
申込や予約が必要なものなら即対応してしまいましょう。
後から「先走った」と後悔の気持ちが沸き上がるかもしれませんが、不思議と目標達成した時の達成感や高揚感も思い出すので、普段よりも頑張れるものですよ。
想定外のことでも流れに乗っかる
三つ目は「想定外のことでも流れに乗っかる」ことです。
自分の可能性を信じて行動していると、時に想いもよらない想定外の出来事が起きることがあります。
私の場合は、熊の足跡が発見されたことで思ってもみなかった上級コースに参加したこと。
上級コースの話を聞いた時、好きなドラマのセリフが頭をよぎりました。
「神は乗り越えられる試練しか与えない」
結果的に何なく上級コースを楽しめましたし、想定外であればあるほど秘めた可能性が引き出されるのだと実感しています。
熊が与えてくれた上級コースまでの流れに乗っかって、さらなる夢が広がりました。
夢の寿命が2秒でも「やってみたい気持ち」は可能性の原石そのもの。
個人セッションではこの原石を磨くお手伝いもしていますので、一緒に可能性を引き出し広げていきましょう。
お気軽にお問い合わせくださいね。
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宮治 有希乃
組織育成パートナー
ITベンチャーと人材ビジネス業界で11年間、組織人事・キャリア領域に取り組み、2018年に独立。現在は中小企業向けに、関係の質を高める組織育成プログラムを提供中。「関係の質」を高める「コミュニケーションスタイル診断」を活用し、研修やコンサルティングを通じて組織パフォーマンスの向上と健全な職場環境づくりを支援している。