【ゆうてんか選書】僕は君たちに武器を送りたい
2021年6月22日
カテゴリー: 自分磨きコラム
2019年6月よりお世話になっているオンラインビジネスコミュニティ「ゆうてんか」。
顧客・地域に愛されるビジネスを応援するコミュニティで、私にとってはバーチャルオフィスのような居場所です。
個人事業主として組織に属していない私にとって、まさに「心の拠り所」となっています。
ゆうてんかは、オーナーのりょうさん(@RIwahashi)の手厚いサポートはもちろん、メンバーが主体的に相互支援・日々研鑽し成長していける環境なので、気付けばお世話になりはじめて1年が経ちました。
このゆうてんかで2020年夏に「ゆうてんかメンバーが選ぶビジネス本を読んでみた」という企画を勝手に立ち上げて、早10か月。
17冊もオススメ本が集まり、現在もマイペースに読み進めています。
読書は読書会も開催するほど大好きなのですが、自分で本を選ぶとどうしても好きな著者さんに偏ってしまう傾向があります。
その点、今回ご紹介いただいた本は普段自分では手に取らない本ばかりなので、新たな視点や気づきを得ることができて嬉しいです。
読書欲がグンと高まってきているので、思い切って #ゆうてんか メンバーにオススメ本を聞いてみたら1日で17冊もご紹介いただき目移りしています。
— 宮治 有希乃|人と組織の自走力を高める人 (@ymiyaji7920) August 2, 2020
読んで満足だけでなく、アウトプットを重視しているので「ゆうてんかメンバーが選ぶビジネス本を読んでみた」というnoteを書く目標も立てました📚
企画当初は月1本くらいアウトプット記事を書こうと目標を立てていましたが、実際は10か月で1本のみ。
本は読み進められるものの、単純に記事を書く時間を捻出するに挫折してしまったからです。
習慣化には程遠い状況ですが、持ち前の再開力を発揮して気持ち新たにアウトプットしていこうと心に決めました。
不定期更新とはなりますが、オススメいただいた本は全て読んで所感とともにご紹介していきますので、気長にお付き合いいただけると嬉しいです。
今回のオススメ本は「僕は君たちに武器を送りたい」
さて、今回ご紹介したい本は「僕は君たちに武器を送りたい」(瀧本 哲史著)です。
変化の激しい世の中で、どう生き残っていくのか。
代替可能なコモディティでは生き残れないし、陳腐化した日本のビジネスモデルにしがみついていてはいけない。
こんな強いメッセージと共に、資本主義社会という「戦場」を生き抜くために必要な「武器」を持つためのヒントがたくさん詰まっていました。
この「僕は君たちに武器を送りたい」(瀧本 哲史著)をご紹介してくださったのは、柳本 純一郎さん(@JY_hrd_market)です。
柳本さんの専門はマーケティングや人材育成、戦略策定とプロセス改善と幅広く、思考の壁打ち支援も行っています。
私は柳本さんに今後の事業展開について壁打ち支援をお願いしたことがありますが、思考の整理だけではなく心までスッキリできました。
煮詰まった状況を打開するための大きなきっかけをいただけて感謝しています。
柳本さんはTwitterでの発信も多く、仕事に役立つ有益情報はもちろん、仕事と育児の両立や日常に活かせる情報など参考になる内容が目白押しなので、ぜひフォローして情報をキャッチしてみてくださいね。
そして柳本さんには、本の紹介だけでなく「僕は君たちに武器を送りたい」の推薦文もいただいていますので、ご紹介いたします。
基本大学生向けに書かれているので書き口は平易ですが中身は詰まっているかなと思います。9年前の本ですが十分時流を捉えているかと。この激動世の中をどんな力を蓄えて生き抜くべきか、そういう視点が書かれていて面白かったです。資本主義の捉え方も絶妙でした。
はじめにタイトルを見た時は「過激な話なのかな?」と若干不安を覚えましたが、変化の多い現代社会を生きるヒントがたくさん詰まった本で、柳本さんのおっしゃる通り平易な書き口で読みやすかったです。
読了したのは半年以上前になりますが、改めて読み返しつつ感想をまとめていきます。
自分だけのスペシャリティを磨く必要性
特に印象に残ったのは「スペシャリティ」という考え方でした。
私は著者から「自分の代わりは誰もいない、そう言える人材になろう」というメッセージ受け取りましたが、果たして自分はスペシャリティな人材なのか。
「スペシャリティな人材だ」と自信を持って「YES」とは言えれば、印象に残ることはなかったかもしれません。
正直なところ、完全に「NO」ではないものの「YES」でもないなと感じています。
ただ、本を読み進めていくうちに「スペシャリティになれる要素は持ち合わせているのかもしれない」という気持ちも沸いてきました。
これからの時代に生き残っていくためには、次のいずれかになる必要があると紹介されています。
・ライフスタイルや文化的潮流をみつけるマーケター ・改革を起こすイノベーター ・強烈にチームを牽引するリーダー ・投資視点を持つインベスター |
私のレベル感が低いことは否めませんが、著者の話に共感できることが多く、これまで実践してきたこともあったので、自分事としてスペシャリティのイメージを具体化することができました。
特に北海道という地方を拠点に活動していると「ライフスタイルや文化的潮流をみつけるマーケター」の力は、非常に強みとなり、他者との差別化にもなります。
私はゆうてんかんの他、全国各地から参加者が集まっているコミュニティに複数属していることもあり、北海道外の視点を磨くことが可能です。
これまでも道外の視点が企業様のお役に立てることが多かったので、さらにスペシャリティとして磨いていきたいと考えています。
「0→1」を生み出すことは苦手意識がありますが、個性を大切に「1→無限大」の可能性を切り拓いていきたいです。
何かに特化したエキスパートは生き残れない
スーパーゼネラリストを目指している私にとって「自分の専門性を高め、その高めたスキルを武器に仕事をするエキスパートでは生き残れない」というメッセージは、大きな勇気を与えてくれました。
専門を聞かれれば「人と組織」と答えますが、他にも興味がある領域は多々あります。
ゼネラリストは器用貧乏だと批判されることもありますが、私が目指しているのは、様々なスキルを自在に掛け合わせて新しい価値を生み出すスーパーゼネラリスト。
広く浅く培ったスキルや経験同士を掛け合わせることで、時に強い専門性よりも力を発揮できることもあります。
「コンサルタントとして専門性を磨きなさい」とアドバイスを受けるたびに違和感を覚えていましたが、何かに特化する必要はないと割り切ることができました。
もちろん自己研鑽は継続し、知識も経験も常にブラッシュアップさせていきますが、無理に興味範囲を絞り込むことはやめて、これからも広い視野を持ち続けていこうと思っています。
次回は「経営者になるためのノート」をご紹介
今後も「ゆうてんかメンバーが選ぶビジネス本を読んでみた」シリーズを続けていきます。
次回ご紹介するのは「経営者になるためのノート」(柳井 正著)です。
不定期更新になりますが、引き続きよろしくお願いいたします。
ゆうてんかのことが分かるnote
最後にゆうてんかがどんなコミュニティなのかよくわかるnoteの記事をご紹介いたします。
合わせてお読みいただけると嬉しいです。
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宮治 有希乃
組織育成パートナー
ITベンチャーと人材ビジネス業界で11年間、組織人事・キャリア領域に取り組み、2018年に独立。現在は中小企業向けに、関係の質を高める組織育成プログラムを提供中。「関係の質」を高める「コミュニケーションスタイル診断」を活用し、研修やコンサルティングを通じて組織パフォーマンスの向上と健全な職場環境づくりを支援している。